ライター : china0515

フードアナリスト2級

ハンバーガーの概念が変わる一店

Photo by china0515

チキンバーガーの専門店や有名まぐろ仲卸のネタを使用するフィッシュバーガーの登場など、今年はとくにハンバーガー業界が盛り上がっています。

なかでも今注目すべき店は、今年6月にオープンした代々木の「JB’s TOKYO(ジェイビーズ トウキョウ)」。その姿からして、一見新しいスタイルなのかと思いきや、どうやら本場アメリカの味を追求したハンバーガーのようで……。

代々木「JB’s TOKYO(ジェイビーズ トウキョウ)」

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「JB’s TOKYO(ジェイビーズ トウキョウ)」は代々木駅から徒歩数10秒、駅の目と鼻の先にあります。赤と白のオーニングが目印ですよ。

1階はテイクアウトの受け渡し、3階には数席のイートインスペースがあります。テイクアウトでもおいしく食べられるように細かな工夫は施されていますが、「ハンバーガーはできたてでなければ!」というかたは3階がおすすめ。

パンから作る “まじめ” なハンバーガー

オープンのきっかけは、オーナーである佐藤さんがサラリーマン時代にアメリカで食べたハンバーガー。今ではアメリカ本場のハンバーガーに近い味わいの “グルメバーガー” が食べられるお店が増えてはきたものの、ひと昔前はチェーンのファストフード店で大量生産されていたものが一般的でした。

本場のハンバーガーは、日本でいうおにぎりのようなソウルフード。佐藤さんも「かつてアメリカの家庭で食べられたような、すべて手作りの味を届けたい」と思い立ち、お店を作られたとのことです。

素材はほぼ手作り。5つのこだわり

1. 本場の味を出すために計算し尽くされたパティ

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ハンバーガーのメインであるパティは牛肉100%で、USビーフ赤身と和牛の脂をブレンドしたものが使われています。USビーフのみではなく和牛の要素を加えているのも、全体のバランスを見た結果だそう。

昨今のグルメバーガーの主流になりつつある粗挽き肉ではなく、口に入れた瞬間ほどけるような食感を楽しめる、ほどよい挽き具合に調整されています。

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さらにタネを作る際は、あえて固めずにまとめる程度に仕上げるのもこだわりのひとつのようで……。

軽くまとめたパティは、鉄板で押さて平らに広げながら焼かれていきます。途中で蒸し焼きにすることで、カリッとした食感と、やわらかくホロホロとした食感を同時に味わえるそう。

2. あえての食パン型バンズ

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同店のもっとも特徴的なポイントといえば、食パン型のバンズ。一般的にハンバーガーというと丸いバンズだと思われるのですが、これにもしっかりとした理由がありました。

本場アメリカには食パンでパティをサンドする「パティメルト」という、ハンバーガーの原型となる伝統料理があります。これは “元祖ハンバーガー” とされるもので、アメリカの家庭では現在のハンバーガーよりも手軽に食べられていたのだそう。「JB’s TOKYO」でも、本場の家庭の味を提供したいという想いで食パンに行き着いたとのことです。

小麦粉から厳選して毎日手作り

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「おすそわけ食パン」240円(税込)
食パンはベーカリーから取り寄せるわけではなく、一から手作りしているというから驚き。北海道産小麦粉とバターを使用し、毎日店内のオーブンで焼き上げられています。

ショートニングやマーガリンは使われていないため、体にもやさしく子どもでも安心して食べられますよ。店頭では食パンのみでも販売されており、取材中もご近所さんたちが続々と購入されていました
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