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お腹いっぱいにならない?食後に空腹感を覚える原因
さっき食べたばかりなのに、すぐお腹が空いてしまう……なんとなく満腹にならないという経験がある人も少なくないのではと思います。
その空腹感というのは、単純に体に食べ物が入ってくるだけでは満たされないこともあるとか。 満腹感を得るには、いろんな要素が関係しているようです。
その空腹感というのは、単純に体に食べ物が入ってくるだけでは満たされないこともあるとか。 満腹感を得るには、いろんな要素が関係しているようです。
工藤先生:
「食後にものすごくお腹が空くことは、ないでしょうか?それには、実はいろいろな原因が関連しています。ご自身の食後の空腹感の原因を見つけて、上手に対応していきましょう」
「食後にものすごくお腹が空くことは、ないでしょうか?それには、実はいろいろな原因が関連しています。ご自身の食後の空腹感の原因を見つけて、上手に対応していきましょう」
食後に空腹感を覚える原因7つ
- 睡眠不足
- 水分不足
- 糖分のとり過ぎ
- ストレス
- 栄養不足
- 生理前や妊娠によるホルモンの変化
- 早食い
1. 睡眠不足
睡眠時間が短いと、食欲と代謝の調節をおこなう物質「レプチン」が減少することが分かっています。あわせて、食欲を増進させる物質「グレリン」の増加にもつながります。つまり、睡眠不足だと空腹感が強まり、また、食べても満腹感を得にくく過食の原因に。
小腹が空いて食べる量が増えると肥満にもつながりかねないので、寝不足には注意しましょう。(※1)
小腹が空いて食べる量が増えると肥満にもつながりかねないので、寝不足には注意しましょう。(※1)
2. 水分不足
体の水分が足りないときにおこる脱水症状は、空腹感とよく似ることがあります。食事をすると乾燥した口内に唾液が分泌されるため、水分不足だと気付きにくいですが、体に必要な水分量が足りていないと気づかないうちに脱水症状に陥ることも。
本当はお腹が空いていないのに、食後に空腹感を覚えた際は、水分不足が原因の可能性もありますね。
3. 糖分のとり過ぎ
糖分を摂取して食後の血糖値が上昇すると、「インスリン」という成分が分泌されて血糖値を下げるはたらきをします。
摂取する糖分が多く血糖値の上昇が急であればあるほど、インスリンは大量に分泌され、血糖値は急激に低下します。このとき、体が一時的に「低血糖」状態に陥るため脳は「エネルギー(糖分)が足りない」と判断し、甘いものが食べたいという感覚につながるのです。(※2)
このサイクルが続くと砂糖中毒・砂糖依存症に陥り、空腹でもないのに甘いものが食べたくなる衝動に駆られてしまいます。
摂取する糖分が多く血糖値の上昇が急であればあるほど、インスリンは大量に分泌され、血糖値は急激に低下します。このとき、体が一時的に「低血糖」状態に陥るため脳は「エネルギー(糖分)が足りない」と判断し、甘いものが食べたいという感覚につながるのです。(※2)
このサイクルが続くと砂糖中毒・砂糖依存症に陥り、空腹でもないのに甘いものが食べたくなる衝動に駆られてしまいます。
4. ストレス
精神を安定させる作用をもつ成分のひとつに、「セロトニン」というものがあります。実はこのセロトニン、食欲をコントロールするはたらきも担っており、ストレスによって体内のセロトニンが減少し精神的に不安定になると、同時に食欲が抑えられなくなることも。(※3)
甘いものやお肉などを食べることによりセロトニンが増えれば、精神的にも落ち着いてきますが、やはり食べ過ぎは控えたいところですよね。
食べる以外にも、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動や、リラックス作用のあるアロマにもセロトニンを増やす作用があるので、ストレスによる空腹だと感じた際には試してみてください。
甘いものやお肉などを食べることによりセロトニンが増えれば、精神的にも落ち着いてきますが、やはり食べ過ぎは控えたいところですよね。
食べる以外にも、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動や、リラックス作用のあるアロマにもセロトニンを増やす作用があるので、ストレスによる空腹だと感じた際には試してみてください。
5. 栄養不足
わたしたちは体に必要な栄養素が不足していると、「空腹である」「栄養を補う食品を摂取せよ」と脳から指令が送られます。
過食やダイエット中などは、炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラルといった栄養がバランスよく摂取できていない可能性が高いので、注意が必要。そこでまた偏った食品ばかり食べていると空腹感が拭えないので、やはり栄養バランスは常に意識することが大切ですね。
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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。