ライター : 笹田 実希

管理栄養士

行政栄養士として、学校や病院などの給食施設で働く栄養士と連携し地域住民の栄養改善業務を行う。現在はライターとして身近で役立つ健康・栄養情報を発信している。

リコピンがもたらす肌の効果とは

メラニン生成抑制

リコピンには、メラニンの発生を抑える作用があります。

肌のシミやくすみの原因物質となるメラニン。リコピンは、メラニンの生成に関わる酵素が産生されるのを抑制したり、メラニンの生成を促す活性酸素を除去したりしてくれます。

リコピンの摂取で、透明感のある肌作りが期待できますよ。(※1,2)

コラーゲン生成促進

たんぱく質の一種であるコラーゲンは、肌のハリに欠かせない成分です。

リコピンには、コラーゲンの生成を促し、増やすはたらきがあることが細胞レベルの研究で明らかになっています。さらに、紫外線によるコラーゲンの減少を抑えるため、肌のしわ対策におすすめです。(※1,3)

肌状態を改善

リコピンは、紫外線によって暗くなった肌の色を回復する作用があります。これはトマトジュースから継続的にリコピンを摂取した実験で分かっていることです。

それだけでなく、肌の表面部分である角質層状態を良くしたり、目の下のしわを減らしたりするのに役立っていますよ。(※1,4)

ほかにもまだある!リコピンの効果

リコピンのもつ抗酸化作用は、肌の健康だけでなく、身体の健康にもうれしい作用をもたらしてくれます。

そのひとつが、血管を硬くなりにくくするはたらきです。体内で発生した活性酸素は過酸化脂質を作り出し、血管を硬くしやすい状態にします。

リコピンには、血液中の悪玉コレステロールを酸化しにくくするはたらきがあるため、血管が硬くなることで引き起こされる生活習慣病の対策に役立ちますよ。

また、血液中の悪玉コレステロールの酸化が抑えられることで血流が促され、代謝アップによる肥満対策も期待できます。(※2,5,6)

リコピンが含まれる食べ物7選

リコピンは、植物の天然色素成分である「カロテノイド」の一種で、赤色の天然色素のことです。リコピンを含む食べ物には、下記の野菜や果物があります。

・トマト
・金時ニンジン
・スイカ
・柿
・あんず
・パパイア
・マンゴー

同じ食品でも、品種や色によってリコピン含有量が異なります。特にトマトでは、100gあたりのリコピン含有量が「生食用のトマト」で約3~5mgなのに対し、ジュースやケチャップに加工される、真っ赤な色と硬い皮が特徴的な「加工用高リコピントマト」では、約15mgです。(※2,7,8,9)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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