ライター : つゆくぼみえ

料理探求人&フードライター

豊橋のおすすめ名物グルメ一覧

  1. あんかけスパ
  2. カレーうどん
  3. うなぎ
  4. 掲げ餃子
  5. うずら卵殻つき焼き
  6. ヤマサのちくわ
  7. ピレーネ
  8. ブラックサンダー
  9. おでんしゃ
  10. 納涼ビール電車

1. 豊橋あんかけスパの有名店「スパゲッ亭チャオ」

Photo by gnavi.co.jp

名古屋めしの代表格に挙げられる「あんかけスパ」。名古屋では元祖「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」をはじめ、数々のお店が看板メニューに掲げていますが、豊橋市民が真っ先に思い浮かべる「あんかけスパ」は「スパゲッ亭チャオ」のものです。

昭和40年にオープンして以来、豊橋市民にこよなく愛されてきました。今では「チャオスパ」の愛称で親しまれ、熱狂的なファンも数多くいます。

バイキング(鉄板のせ)

Photo by @chura.happiness

バイキング900円+鉄板のせ60円(ともに税込)
こってりとしたイメージを持たれがちな「あんかけスパ」のソースですが、「スパゲッ亭チャオ」では、トマトやタマネギ、ジャガイモなどをたっぷり使い、意外にもさっぱり。じっくり煮込んで素材の旨みを引き出し、胡椒をたっぷり効かせてスパイシーに仕上げます。

一番人気メニューは「バイキング」。スパイシーなあんかけソースとオリジナルの極太スパゲッティに、チキンカツとウィンナーを合わせてボリュームたっぷりです。

プラス55円(税込)で鉄板のせが可能。昔ながらの喫茶店のような雰囲気漂う店内で、アッツアツの「チャオスパ」をじっくり味わってみてください。
店舗情報

2. 豊橋カレーうどんの代表店「勢川(せがわ)本店」

大正3年に割烹旅館として豊橋市の繁華街で創業した「勢川本店」。昭和27年からはうどんやそば、丼物などを扱う麺類食堂となり、たちまち繁盛店となりました。

修業した人々が次々とのれん分けして店を開き、現在では10店舗を超えるグループ店に。そうした発展を見せながらも、松葉町にある本店は昔ながらの親しみやすい風情を残し、今も自転車と「岡持ち」で出前を続けています。

豊橋をはじめとする三河地方でもっともベーシックなうどんは「にかけ」です。かけうどんの上にゆでたほうれん草、刻んだ油揚げ、かまぼこがトッピングされ、最後にフワッフワの花かつおをたっぷりかけて仕上げます。

お店不動の人気メニューで、ムロアジ由来のダシとほんのり甘い返しがマッチしたうどんつゆに、花かつおが溶け込んで、深い旨みを楽しむことができます。

豊橋カレーうどん

Photo by @maatsuuu

880円(税込)
実は自家製麺率が高い豊橋市内のうどん店。「勢川本店」でも自家製麺にこだわり、ダシに使う節も店内で削っています。丁寧な仕事ぶりとおいしさをもっと広く認知してもらおうと、豊橋らしいエッセンスを散りばめた「豊橋カレーうどん」が誕生しました。

「豊橋カレーうどん」を名乗る条件は5つ、「1. 自家製麺を使用」「2. 器の底からごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる」「3. 豊橋産うずら卵を使用する」「4. 福神漬け、または壺漬け、紅しょうがを添える」「5. 愛情を持って作る」です。

2層構造のどんぶりを混ぜながら食べるのも、上下を意識して分けながら食べるのもお好み次第。一杯で何度もおいしいことから、瞬く間に話題を呼びました。

「勢川本店」は、「豊橋カレーうどん」プロジェクトが発足した当初から全面的にバックアップ。自慢のうどんとダシがきいた「勢川本店」オリジナルの「豊橋カレーうどん」は、看板メニューとして人気を博しています。豊橋に立ち寄った際には、ぜひ試してみてください。
店舗情報

ITEM

勢川 カレーうどん つゆ付き

¥766

1人前 1セット

※2023年10月18日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

3. 大正から続くうなぎ料理店「のぼりや」

大正13年から、うなぎ料理ひと筋を貫いている「のぼりや」。背開きにして蒸してから焼き上げる関東風と、腹開きして直焼きする関西風の焼き方が混在する東海地区ですが、「のぼりや」が踏襲するのは関東風。

ふっくら香ばしく焼き上げたうなぎと、初代から継ぎ足し使っているタレがマッチし、豊橋市内外の食通から愛されている老舗の味わいです。

うなぎ丼

Photo by つゆくぼみえ

3,000円(税込)
「のぼりや」のお品書のメインはふたつ。蒲焼とご飯や肝吸い、漬物がセットになった定食と丼で、それぞれに上と並があります。

写真は「うなぎ丼・並」ですが、蒲焼が6切れも盛られてボリューム満点。蒸して脂を落としてから炭火で焼き上げた蒲焼は、香ばしくて後味はサッパリとしています。

秘伝のタレは三河のたまり醤油をベースにしており、キリッとシャープな味わい。しつこさがなく、最後まで飽きずに食べられます。タレは夏は辛めに、冬は甘めに調整し、年間を通じておいしく食べられる工夫をしているとか。お客様の反応を見ながら常に改良を重ねてきた、老舗ならではの歴史と心遣いが感じられます。
店舗情報
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