ライター : nyaimoi13

たけのこにはさまざまな種類がある!

Photo by とも花

春に旬を迎えるたけのこ。70種類ほどあると言われているたけのこですが、食用にされているのは数種類のみです。それぞれ旬や味わいが違うため、向いている料理も違います。

一般的に食べられる「孟宗竹」を始め、日本で食べられるたけのこの種類をご紹介。品種の違いを知ると、よりおいしく楽しむことができますよ。
品種主な産地向く料理
孟宗竹3月〜5月九州、近畿炊き込みごはん
淡竹4月中旬〜5月九州、近畿煮物
真竹5月〜6月九州、近畿天ぷら
根曲がり竹6月北日本和え物
四方竹10月〜11月上旬高知県炒め物

孟宗竹(モウソウチク)|旬:3月〜5月

孟宗竹は3月〜5月頃に旬を迎え、九州から近畿が主な産地です。国内でもっともポピュラーな種類で、市場に多く出回っています。サイズが大きく厚みがあるのが特徴。えぐみが少なく上品な甘みが感じられます。やわらかい歯応えで、炊き込みごはんや和え物、天ぷらなどさまざまな料理におすすめです。

春を感じる。たけのこの炊き込みごはん

Photo by macaroni

春になったら食べたくなる、たけのこの炊き込みごはん。たけのこのシャキシャキ食感を存分に楽しめるように、油揚げはみじん切りにしましょう。レシピでは土鍋を使いますが、炊飯器でも同じ分量で作ることができますよ。

淡竹(ハチク)|旬:4月中旬〜5月

淡竹の旬は4月中旬〜5月と比較的短く、なかなかスーパーで見ることはありません。主な産地は九州から近畿にかけてです。赤茶色の薄い皮に包まれ、少し細長いのが特徴。甘みも苦味が少ない淡白な味わいのため、しっかりと味付けをする煮物や炒め物に向いています。シャキッとした軽い歯応えを楽しみましょう。

味しみしみ。たけのことこんにゃくの煮物

Photo by macaroni

ごはんによく合う甘辛い味付けの煮物は、和食の定番。たけのことこんにゃくは、シャキシャキプリプリのそれぞれ異なる食感を味わえます。こんにゃくは表面に切れ込みを入れて、味をしみ込みやすくしましょう。仕上げにかつおぶしをかけることで、甘辛い味をよりしっかり感じられるようになりますよ。

真竹(マタケ)|旬:5月〜6月

真竹は5月〜6月に九州から近畿にかけて栽培されます。皮に黒いまだら模様があるのが特徴で、実は細身。アクが強く苦味があるため、丁寧に下ゆでをするのがおすすめです。コリコリとした食感で、食べ応えがあります。料理の主役になるような天ぷらや煮物に使ってみてはいかがでしょうか。

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