ビールの値段の推移。時代とともに価格も変わってきた!

ビールの歴史はかなり古く、紀元前3000年頃のメソポタミア文明やエジプト文明の記録にも登場します。日本では江戸末期頃、川本幸民という蘭方医がビール造りに着手しました。それから明治20年頃には相次いでビール工場が設立され、醸造技術もときを経るごとに向上、発展。

ビールが本格的に製造された当初はビール瓶が1本数千円して、庶民にとっては手に取りにくいお酒でした。しかし歴史が下るごとに値段は落ち着いていき、昭和中期頃には庶民でも楽しみやすい価格に。

以下では、昭和から平成に至るまで、どのようにビールの値段が推移してきたかを見ていきます。(※5)

昭和から平成のビールの値段推移

総務省統計局の「小物物価統計調査」のデータに基づくと、1950年(昭和25年)には淡色 瓶詰(633ml入り)1本が3,105円でした。しかし、その10年後の1960年(昭和35年)には1,144円に。

そこからさらに値段が下がっていき、1989年(平成1年)には290円になりました。2000年(平成12年)には186円まで落ちますが、そこから徐々に値上がり・値下がりを繰り返し、2012年(平成24年)には192円に。

こうして見てみると、ビールの値段が時代の変遷とともにかなり変わってきたことがわかりますね。(※6,7)

※1995~1999年の調査対象は「淡色 缶入り(350ml入り)1缶」、1999年以降は「淡色 缶入り(350ml入り) 6缶入り 1パック」です
※紹介している値段は現在価値に換算したものです

ビールの値段は種類・購入場所によって違う!

ビールの値段は、購入する場所や銘柄、ブランドによって大きく差があります。いつも飲む銘柄が決まっているという人は、まとめ買いをすることで、交通費や送料を節約することができておすすめです。いろいろな種類を楽しみたい人は、コンビニよりスーパーを利用すると、単品買いでも節約につながりますよ。

コンビニでビールを購入するのはもっとも高値な印象がありますが、手軽さや便利さにおいては群を抜いています。自分のライフスタイルに合った方法でビールを購入することができれば、ビールの値段にも納得できるのではないでしょうか。

Photo by macaroni

【参考文献】
(2023/10/23参照)
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