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マグロのカマを見かけたら即買い
マグロのカマとは、えらから胴体に続く部位のことで、牛や豚で例えると首から胸の両側に該当します。胸びれまわりから縦下に切り出した形が、草刈り用の鎌に似ていることからついた名前。左右合わせて一対あり、縦長の上部は赤身に、下部は大トロに続いています。
ぶりや鯛、ハマチなどのあらが、カマとともに安価で販売されるように、マグロのカマもたいへんリーズナブル。ただし、スーパーではほとんど売っていません。魚屋さんやマグロ専門店などで販売されることが多く、店頭に並んだらすぐに売り切れる人気の食材です。
ぶりや鯛、ハマチなどのあらが、カマとともに安価で販売されるように、マグロのカマもたいへんリーズナブル。ただし、スーパーではほとんど売っていません。魚屋さんやマグロ専門店などで販売されることが多く、店頭に並んだらすぐに売り切れる人気の食材です。
マグロのカマを下処理する方法
マグロのカマには、赤身と大トロに近い身がついていて、新鮮なものは刺身でも食べられます。しかし硬い皮と軟骨でおおわれ筋も多いので、刺身に切り出すのは難易度の高い作業。また保管状況にも左右されるため、加熱調理用として販売することがほとんどです。
そんなマグロのカマはあら部位であることから、特有のクセやくさみがあります。カマを料理するまえには、やはり下処理が必要。ここでは調理法別に、下処理の仕方をふた通り紹介します。ちなみに冷凍のカマは、塩温水解凍や氷水解凍して使ってください。
そんなマグロのカマはあら部位であることから、特有のクセやくさみがあります。カマを料理するまえには、やはり下処理が必要。ここでは調理法別に、下処理の仕方をふた通り紹介します。ちなみに冷凍のカマは、塩温水解凍や氷水解凍して使ってください。
焼き物にするなら粗塩をふる
焼き物にするなら粗塩での下処理がおすすめ。カマは水洗いして水気を切っておきます。
1. カマ全体にたっぷりの粗塩をすりこみ、30～60分ほど置いておく
2. 浸透圧効果でくさみと一緒に水分が出てくるので、時間がたったらきれいに水洗いする
3. キッチンペーパーで水気を拭き取れば完了
1. カマ全体にたっぷりの粗塩をすりこみ、30～60分ほど置いておく
2. 浸透圧効果でくさみと一緒に水分が出てくるので、時間がたったらきれいに水洗いする
3. キッチンペーパーで水気を拭き取れば完了
煮付けは熱湯で霜降りにする
魚のあらを煮付けにする場合と同じく、マグロのカマも霜降りにするのがベストです。
1. 小さなものやカットしたカマなら、鍋の熱湯にさっとくぐらせ、表面が白くなればOK
2. 鍋に入らない大きなカマは、まな板の上に置いて、やかんで熱湯をまんべんなくかける
3. どちらもすぐに冷水にさらして締め、水気をしっかり切れば完了
※粗塩でのくさみ抜きと併用してもかまいません。
1. 小さなものやカットしたカマなら、鍋の熱湯にさっとくぐらせ、表面が白くなればOK
2. 鍋に入らない大きなカマは、まな板の上に置いて、やかんで熱湯をまんべんなくかける
3. どちらもすぐに冷水にさらして締め、水気をしっかり切れば完了
※粗塩でのくさみ抜きと併用してもかまいません。
マグロのカマの焼き物レシピ6選
1. グリルでマグロのカマ塩焼き
マグロのカマを魚焼きグリルで塩焼きにします。もっともポピュラーな調理法で、レシピではキハダマグロのカマを使いますが、もちろん種類はなんでもOK。本マグロと呼ばれるクロマグロなら文句なしです。
2. マグロのカマの照り焼き
魚の焼き物は、塩焼きに次いで照り焼きが人気の調理法。マグロのカマもみりんと酒、しょうゆで、甘辛い照り焼きにするとおいしいですよ。身が厚くたれが染みにくいため、30分ほど漬けてから焼きます。
3. マグロのカマのハーブ焼き
塩こしょうしたマグロのカマをオーブンで焼いて、刻んだ長命草をトッピングします。長命草とは、九州や沖縄で栽培が盛んなセリ科の多年草で、風味が強いのが特徴。もちろんお好みのハーブでも良いですよ。
4. マグロのカマ焼きわさび風味
香辛料であるわさびを、マグロのカマ焼きの風味付けに使うレシピです。焼きあがりにわさびをたっぷり塗りますが、熱とカマから出る脂のおかげで、鼻につんと抜ける辛味はあまり感じられません。
5. カマのコンフィ風グリル焼き
コンフィは、低温の油で食材を煮込む調理法。レシピは厳密にはコンフィではないものの、お湯で低温調理したマグロのカマを、さらにグリルで焼きあげます。外はこんがり、中はふっくらしておいしいですよ。
6. マグロのカマのガーリックグリル
マグロのカマに酒としょうゆ、ガーリックパウダーをまぶし、グリルで焼きあげる風味豊かで香ばしい焼き物です。はじめに強火でしっかり焼き目をつけ、あとは焦げないようホイルをかぶせて蒸し焼きにします。
マグロのカマの煮付けレシピ6選
7. 本マグロのカマの煮付け
マグロのカマは焼き物だけでなく、煮付けにしてもおいしい食材。砂糖とみりん、酒入りの甘めのしょうゆだれで、じっくり煮込みます。ちゃんと落とし蓋をするのはもちろん、しょうがも欠かせないですね。
8. 大根とマグロのカマの田舎煮
ぶり大根と同じように、脂がのったマグロのカマと大根の煮物も、文句なしにおいしいです。カマを蒸して身を外し、大根を下ゆでする手のこんだ作り方。できあがりを一度冷ますと、味がよく染みこみます。
9. 大きなマグロのカマの煮物
マグロのカマと大根、にんじんを具材にする煮物ですが、鍋に入りきらない大きなカマを煮るためのお役立ちレシピ。クッキングペーパーを落し蓋にすることで、カマに煮汁がまんべんなく絡んで味が染みます。
10. マグロカマの照り焼き風煮付け
こちらも、甘めのしょうゆだれとしょうがで、マグロのカマを定番の煮付けにします。いつもの作り方と違い、カマに小麦粉をまぶしてあらかじめソテーするため、照り焼き風に仕上がるのがポイントです。
11. 圧力鍋でマグロカマの煮付け
マグロのカマは皮が硬く身が厚いので、中まで火が通るのに意外と時間がかかります。時短で作りたい人には、やはり圧力鍋を使う調理法がおすすめです。圧力鍋でカマをゆでて、フライパンで味付けします。
12. マグロカマと大根の新しょうが煮
レシピでは、マグロのカマと大根の煮付けに、夏が旬の新しょうがをたっぷり使います。新しょうがは辛味がマイルドなのが特徴。数ヶ月貯蔵した普通のしょうがと違い、みずみずしい味わいを楽しめる煮物です。
マグロのカマを上手に調理しておいしく♪
マグロのカマが安いといっても、ほかの魚のあらほどリーズナブルではありません。それでも、刺身と比べたら価格は雲泥の差で、ボリューム満点なうえ食べごたえも抜群です。マグロのカマを購入する機会があれば、この記事のレシピを参考にして、おいしい料理を作ってみてください。
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