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「清酒」という言葉を聞いたことはあるが、日本酒との違いをきちんと説明できる方は意外に少ないのではないでしょうか。今回は、清酒についての基礎知識から、適した飲み方や賞味期限など、清酒についてを丸ごとご紹介いたします。

日本酒とは違う?清酒について徹底解説!

日本酒と清酒の違いは、何かご存じですか?
飲食店でも「日本酒」と書かれていたり、「清酒」と書かれている場合もあり、「日本酒=清酒」と思われている方も多いようです。

最近は、にごり酒の人気が高まって製品も多く出回るようになりましたが、以前は日本酒と言えば、透明な清酒を指しました。

製造工程では、お米を発酵させた醪(もろみ)を固体(酒粕)と液体分(原酒)に分離する工程を経なければ、「清酒」と名乗ることはできません。この作業を行わずに白濁した状態のお酒は「どぶろく」と呼ばれます。
▼にごり酒に関しては、こちらの記事をチェック!

清酒とは

「清い酒」と書いて清酒。かつては、どぶろくのなどのにごり酒に対して、色が澄んだ透明度の高いお酒を清酒と呼んでいましたが、現在の酒税法上の規定では、アルコール度数22度未満の日本酒を「清酒」と呼び、にごり酒も清酒に分類されます。

澄んだ清酒が登場するのは江戸時代のことです。明治以降にはビールやワインなどの洋酒も広まり、お酒のカテゴリーのひとつに日本酒があり、そのなかで色の澄んだものを清酒と呼んでいました。

清酒の原料

清酒の原材料は、酒税法で以下のように定められています。
「米、米こうじ、水及び、清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分22度未満)」

必ず原料にお米を使い、「こす」工程が必須です。どぶろくのように「こす」工程がない場合は清酒ではなく、「その他醸造酒」になります。

清酒酵母とは

清酒酵母(せいしゅこうぼ)とは、清酒の醸造に用いられる酵母の総称です。国立醸造研究所を中心として開発され、日本醸造協会が配布している「協会系酵母」と、地方自治体の試験研究機関や大学で開発された酵母、企業・民間機関開発の酵母があります。保存性に優れた乾燥酵母もあります。

2014年に「日本酒に含まれる清酒酵母には、睡眠の質を高める効果がある」という驚きの研究結果が発表され、話題になりました。

清酒と日本酒の違い

清酒は、さまざまなタイプが存在する日本酒のひとつです。単に色が澄んでいるだけでなく、現在は酒税法で原料と製法に決まりがあり、お米と米麹、水を必ず用い、決められた種類と量の副原料(酒粕や醸造アルコールなど)の使用が許されています。

製法においては、布袋などを使って発酵してドロドロになった醪(もろみ)を絞って液体を取り出す「上槽」という工程が必須。また、アルコール分は22度未満と定められており、それ以上の度数の日本酒はリキュール扱いとなります。

「清いお酒」と書いて「清酒」。製造過程で白濁していたお酒が、「おり引き」や「ろ過」などの工程を経て、次第に澄んで透明色に近い色になっていきます。

いろんな種類のお酒との比較

焼酎

日本酒との決定的な違いは、その製法です。日本酒はお米を発酵させたままの状態で飲む「醸造酒」ですが、焼酎は加熱してアルコール度数を高めた蒸留酒のひとつ。

また、原料はお米を使うものもありますが、イモや麦など、お米以外のさまざまな原料も使われます。連続式蒸留しょうちゅう(旧甲類)と単式蒸留しょうちゅう(旧乙類)に分けられます。泡盛用の黒麹も使われます。

純米酒

日本酒のなかで、防腐効果や味の調整を目的に使われる醸造アルコール無添加の製法です。

純米=無添加という意味。その逆は、略して「アル添」などと呼ばれます。添加物を使わないと、アルコール度数が焼酎などと比べて低い日本酒は変質しやすい弱点がありますが、日本酒本来のどっしりとしたボディの飲み口で、お米が持つ甘みを強く感じます。

吟醸酒

吟醸酒、あるいは大吟醸酒は、お米の精米歩合と製法に規定があります。吟醸酒は精米歩合が60%以下(40%以上を削る)、大吟醸酒は50%以下です。製法では「吟醸造り」が求められます。これは低温で長時間かけて発酵させる作り方のことを言います。

手間と時間が掛かりますが、「吟醸香」と呼ばれる華やかでフルーツのような香りが特徴です。

料理酒

文字通り料理用のお酒ですが、酒税の課税対象から外すために食塩や酢の添加により飲みにくくする「不可飲処置」が施されています。そのために調理の際には、食塩の使用量を控えるなど、購入や使用の際にはラベルの表示などに注意が必要となります。

メリットとしては専用の酵母を使って、うま味成分を強くしたり、魚などの臭いを抑える効果が高い製品があります。
▼さらに詳しく知ろう!

清酒の飲み方

日本酒は、冷酒、常温、お燗とさまざまな温度帯で楽しめます。温度によって味わいや香りの立ち方が変わります。夏場はオンザロックやみぞれ酒でいただくと、とてもおいしくいただけますが、人間の味覚は温度が低くなるほど鈍くなり、香りも開きにくいので注意しましょう。

味のボディがしっかりとした純米酒や、香りが華やかな吟醸酒なら好適です。逆にスッキリとした味わいの本醸造なら、後口が爽やかなのでお燗に向きます。

清酒の賞味期限

日本酒は、未開封の場合は1年ほど持ちます。食品衛生法では食品については、消費期限又は賞味期限を表示することとされていますが、清酒は、製造年月(瓶詰め日)を表示することが義務付けられています。

空気に触れると、急速に色・味・香りの変化が進みますので、開封後は、なるべく早く使い切るようにしましょう。未開封で賞味期限を過ぎてしまったら、料理酒や入浴剤として活用するのがいいですね。
▼日本酒風呂、試してみない?

清酒の保存方法

もっとも重要なポイントは、直射日光を避けること。キッチンのキャビネットの中など、冷暗所で保管してください。

気になるのは保管温度ですが、火入れ(加熱処理)をしていない「生酒」なら冷蔵庫で保管がベストですが、2回火入れの清酒なら常温でもOK。ワインセラーを使うのもおすすめですよ。温度が高いほど、熟成が早く進みます。

清酒についての知識を深めよう

清酒に関するアレコレをご紹介しましたが、理解は深まったでしょうか。

日本酒は分類など、ちょっとむずかしいところもありますが、とても奥が深いですね。しかもその味わいは蔵ごと、銘柄ごとに千差万別です。数え切れないほどの種類の中から、自分好みの1本を探すのも楽しいものですよ。それに同じお酒でも、冷やしたりお燗で楽しんだりと、温度帯によっても違った表情を見せます。

こんなにいろんな楽しみ方ができるお酒は、世界でも稀。この国に生まれたことに感謝しましょう!
▼日本酒についてのアレコレをチェック

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