元祖といわれるメニューはほかにも

「煉瓦亭が元祖!」と謳われているメニューは、オムライスだけじゃないんです。ご家庭の食卓で大定番となっているほかの料理も、実は煉瓦亭が考案したものも多いといわれています。

3. とんかつの元祖!? ポークカツレツ

昔のカツレツというと「温野菜を添えてドミグラスソースでいただく」というスタイルが一般的でした。もっとサッパリ食べられないかと考えた煉瓦亭の創設者は「千切りキャベツを添えてウスターソースでいただく」スタイルを考案。それが現代の「とんかつ」になった説が有名なんです。
そんな「元祖とんかつ」といっても過言ではない煉瓦亭のカツレツは、余計な脂身をカットしてヘルシーに仕上げているのが特徴。大きな1枚カツをナイフでカットし、サクッと歯切れのいい衣へウスターソースを好きなだけかけていただきます。 「コショウがきいていて、スパイシーでおいしい!」「厚すぎずやわらかくて食べやすい」など、年配の方からも好評を得ているのがすごいんです。
作家の北杜夫も、自身の著書で『ほどよく冷えたビールの小ビンに、カリッと揚げたての上カツレツとピカピカのライス、そしてアツアツのコーヒー。まさしく銀座の昼食バンザイ!と叫びたくなってしまう美味しさ』と絶賛するほどのおいしさなんですよ。

4. ハヤシライス

ハヤシライスの発祥店については諸説あり、元祖は野菜のごった煮とライスをいっしょに提供した「日本橋丸善」だともいわれています。野菜や肉をドミグラスソースで煮込むことを考案したのは煉瓦亭が最初という説が有力です。
煉瓦亭のハヤシライスは、ルーがソースポットに別盛りで提供されます。具材はかなり大きめにカットされていて、濃厚なルーのコクに負けないうまみを楽しめることが魅力。じっくり煮込んで食材の甘みを引き出した元祖ハヤシライスは、料理好きなら1度は食べておきたい人気メニューです。

洋食の王道メニューもおすすめ

5. ハンバーグ

煉瓦亭のハンバーグは、しっかりめで食べ応え抜群。ナイフで割ると、じゅわっと肉汁が溢れ出てきます。厚みのある半熟目玉焼きも嬉しいですが、最大の魅力は贅沢にかけられたドミグラスソース。ライスを3倍おいしく食べられるメニューとなっています。

6. ナポリタン

ハム・玉ねぎ・グリーンピース・マッシュルームという飾らない定番の食材。太めのモチモチ麺・酸味の強めのケチャップソース。このような懐かしのナポリタンって、いまは逆に珍しいかもしれませんね。煉瓦亭で濃厚なお味の料理を食べたいとき、昔ながらのこちらのナポリタンは、きっとあなたの胃袋を満足させてくれます。

7. エビフライ

エビフライも、煉瓦亭が元祖と名高い洋食のひとつ。「サクッ」「プリッ」という幸せ食感を、期待通りに楽しむことができます。さらに、煉瓦亭ファンが絶賛するのは、エビフライの付け合せとしてお皿に盛られるポテトサラダ。単品でも注文可能なので、気になる方はぜひご賞味してみてくださいね。
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