ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

賞味期限切れのチョコレートは食べられない?

午後のティータイムや集中力を高めたいとき、疲れたときなど、何かと常備しておくと便利なチョコレート。特に、冬場になるとテレビCMやコンビニでチョコレートを目にする機会が増え、ついつい買いすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。

そんなチョコレートですが、クッキーやマカロンなどと比べると賞味期限が長いため、食べるのを後回しにしてしまいがち。気が付いたときにはすでに賞味期限が切れていた……という経験はありませんか?

卵や乳製品を使用しているお菓子の場合は、賞味期限が切れていると食べるのを躊躇してしまいますが、チョコレートの場合はどうなのでしょうか。「変なニオイや味がしなければ大丈夫!」と気にせず食べている方もいらっしゃるかもしれません。そもそも、賞味期限が切れたチョコレートはどのようになっていくのでしょうか。

チョコレートの賞味期限や保存方法を知って、おいしくいただきましょう。

チョコレートは賞味期限切れでも食べられる

チョコレートに記載されている賞味期限は、未開封の状態でおいしくいただける期間を示しています。これを過ぎたからといってすぐに食べられなくなったり、食べると体に支障をきたしたりするものではありません。

一般的に、チョコレートの賞味期限は短いもので4か月ほど、長いものの場合は1年ほどです。ただし、生クリームが入った生チョコやチョコレートケーキなどはこの通りではないので注意してくださいね。

保存期間の目安

常温で保存するチョコレートの場合、種類によりますが、短いもので4か月、長いもので1年保存が可能とされています。ちなみに、スーパーやコンビニなどで販売されている板チョコは、賞味期限が12か月のものが多いです。

市販されているチョコレートには必ず賞味期限が明記されています。基本的には記載されている賞味期限までに、なるべく早めに食べるほうがおいしくいただけるでしょう。

チョコレートが腐ることはほとんどない?

チョコレートは賞味期限を過ぎてしまっても、腐ることがほとんどないことをご存じですか?

チョコレートは、カカオマスやココアバター、砂糖、全粉乳などを主な原料としており、ほとんど水分が含まれていません。そのため賞味期限を過ぎても、傷んで食べられなくなることは滅多にないといわれています。

ただし、先ほどもご説明した通り、生クリームを原材料に使っているチョコレートの場合、腐ってしまうので注意しましょう。また、やはり賞味期限以内に食べるほうがおいしいことは違いないので、なるべく早めにいただきたいですね。

チョコレートの保存について

賞味期限を過ぎても食べられる場合が多いチョコレート。しかし、せっかく食べるのなら少しでもおいしい状態でいただきたいですよね。そこで、チョコレートをおいしく食べるための正しい保存方法についてご紹介します。

常温保存が最適?

チョコレートの最適温度は15~18℃とされています。チョコレートは温度の急激な変化に弱いため、一定の温度で保存することが大切です。

また、高すぎる温度もチョコレートには向いていません。28℃を超えるとチョコレートは溶けだしてしまうため、夏場は冷蔵庫で保存するほうが良いでしょう。

チョコレートの大敵は高温多湿と光。28℃以上になる場合を除いては、常温でなるべく湿気がなく、日の当たらない場所で保存するのがおすすめです。

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