ライター : 山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター

中華くらげとは

Photo by 山形ゆかり

コリコリとした食感が特徴の「中華くらげ」。中華料理店では、鶏ささみやきゅうりと一緒に和え物でいただくことが多いですよね。

お店で中華くらげを食べた際に、前に食べた中華くらげと食感が違うと感じたことはありませんか?実は、中華くらげにはいくつかの種類があるのです。日本で普段食べられている中華くらげは、6種類に分けられます。

1. キャノンボールクラゲ
2. ビゼンクラゲ
3. ヒゼンクラゲ
4. エチゼンクラゲ
5. ホワイトクラゲ
6. チラチャップクラゲ


このなかでも多く食べられるのは、エチゼンクラゲとビゼンクラゲです。塩とミョウバンに漬け込んで水分を抜き、乾燥させて作られています。

海外(特に中国)の大衆中華料理店やスーパーなどで売られている中華くらげのほとんどは、日本産です。日本産の中華くらげは食感がよく人気が高いため。しかし、中国産に比べて値段は高くなります。

中華くらげに関するよくある質問

質問
回答
1. 中華くらげの正体は?ビゼンクラゲやエチゼンクラゲなど、 主に日本産のくらげを指す
2. 中華くらげに使われるくらげの部位は?大型くらげの傘部分
3. 中華くらげにおすすめの味付けは?しょうゆや酢、マヨネーズなど。ごま油やラー油を加えることでより風味豊かに
4. 中華くらげに合う食材は?鶏ささみ、ハム、きゅうり、レタスのほか、 セロリやきのこ類もよく合う

ご家庭で本格的な味が楽しめる!中華くらげの作り方

Photo by 山形ゆかり

調理時間 60
みずみずしくコリコリとした食感が魅力の中華くらげ。塩くらげを用意すれば、自宅でも簡単に作ることができますよ。シンプルな材料と作り方で、お店で食べるような本格的な味を再現しましょう。さっぱりとした味わいが楽しめること間違いなしです。

材料(4〜5人分)

Photo by 山形ゆかり

  • 塩くらげ 150g
  • 調味料
    • しょうゆ 大さじ2杯
    • 米酢 大さじ1杯
    • 砂糖 大さじ1杯
    • ごま油 小さじ1杯
  • 白すりごま 小さじ1杯

コツ・ポイント

  1. 塩くらげの塩抜きをしっかりおこなう
  2. 熱湯処理で食感を良くする
  3. 適切な大きさに切る
  4. 冷やして味をなじませる
塩くらげはそのま食べるととても塩辛いので、必ず余分な塩分を取り除く必要があります。塩抜きしたあとは、必ず味見をして塩が抜けたかを確認しましょう。熱湯処理はくらげの食感をより良くするだけでなく、生臭さを取り除くことができます。

塩くらげの大きさはそれぞれ異なるので、食べやすくなるように切りましょう。調理後にしっかり冷やすことで味がなじみ、よりおいしく食べられますよ。

作り方

1.塩くらげを塩抜きする

塩くらげを水で戻して塩抜きをしているところ

Photo by 山形ゆかり

塩くらげをはじめに水でよく洗います。多めの水に入れ2〜3回取り替えながら、約40分間程度塩抜きをします。

2.塩くらげに熱湯を回しかける

ザルに入れた塩くらげに熱湯を回しかけたところ

Photo by 山形ゆかり

塩くらげを再度よく洗い、ザルに入れます。鍋にたっぷりの水を入れ沸騰させ、ザルに入れた塩くらげに熱湯を均一に回しかけます。または3秒程度、熱湯の中で加熱します。そのあとすぐに冷水に取ります。

3.食べやすく切る

冷ました塩くらげを食べやすい大きに切ったところ

Photo by 山形ゆかり

塩くらげが冷めたら、食べやすい大きさに切ります。

4.調味料を混ぜる

ボウルに調味料を入れよく混ぜ合わせているところ

Photo by 山形ゆかり

ボウルに調味料を入れよく混ぜ合わせます。
調味料と塩くらげを和え、白すりごまを入れたところ

Photo by 山形ゆかり

ザルをふりよく水気を切った塩くらげをボウルに入れ、全体を混ぜ合わせます。白すりごまを入れ、軽く混ぜ合わせます。

5.盛り付けてできあがり

中華くらげを入れ、きゅうりを添えて器に盛り付けたところ

Photo by 山形ゆかり

器に盛り付け、お好みできゅうり(分量外)を添え、よく冷やしてできあがりです。

相性抜群!きゅうりを使うくらげレシピ5選

1. おつまみに。きゅうりとくらげの和え物

くらげは塩抜きしてから調味料を和えるのがコツ。酢やしょうゆ、ごま油などの中華だれで味付けすれば中華の前菜のできあがりです。お好みで豆板醤を加えてもおいしく仕上がりますよ。千切りきゅうりをを添えれば、彩りも豊かに。

編集部のおすすめ