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ポトフと似ているようでどこか違う、ドイツを代表する庶民料理「アイントプフ」。作り方はとても簡単なので、ぜひご自宅でアイントプフを作ってドイツ気分を味わいたいものですよね。アイントプフの作り方やレシピをまとめました。

アイントプフとは?

アイントプフという料理をご存知でしょうか?あまり日本では聞かない料理です。それもそのはず、アイントプフはドイツで昔から食べられている庶民的な料理だからです。

見た目はポトフに似ていて、鍋にソーセージと野菜を入れてぐつぐつ煮込むだけで完成するので簡単に誰でも作れる料理です。反面、あまりにも庶民的な料理であるために、高級な料理店で見かけることはほぼないと言っても良いでしょう。

具材は主にソーセージ・タマネギ・ニンジン・ジャガイモ・レンズ豆を使います。ソーセージはドイツでブルストと呼ばれています。ブルストはドイツの伝統的なソーセージの一つで牛肉と豚肉を合わせて腸に詰めて作るんです。

昔からドイツでは飼っていた豚でソーセージを作る慣習があり、豚肉を余すところなく食べていた過程で作られたのがソーセージと言われています。とても傷みやすいソーセージなので作ってしまったらあまり長持ちはしません。早朝に作ったら昼食までに食べなければいけないほど。新鮮なだけに食感も皮がパリッとはじけて、噛んだときの肉汁もアイントプフのスープと合わさっておいしいんですよ。

レンズ豆はアジアが原産で小さくて丸いレンズ状の形をしています。煮込み料理にはとても相性のよい豆で、ドイツだけでなくイタリア・フランスの料理にもよく使われる食材です。最大の特徴はなんといっても水に戻す手間がなくそのまま料理に使えること。庶民的で簡単に作れるアイントプフには相性が良い豆です。安く作れる割には、とてもおいしい料理に仕上がります。

ドイツ軍とアイントプフ

アイントプフは庶民的な料理である一方、ナチス政権時代のドイツ軍から続く社会状況・政治に関わりの深い歴史ある料理です。

1933年、ヒトラーがナチス政権を立ち上げて以降、軍事や政治面だけでなく家庭の生活面にもその影響は及びます。正しい食生活が健康な兵士を作ると考えていたようです。同時に第一次大戦の経験から戦争に耐える国家づくりをするために、料理における無駄を徹底的に排除しようとします。

特に自給自足を促そうとする動きが強く、高価な牛肉に頼らず安価な豚肉や野菜を中心に使った料理を開発したのです。その過程で生まれたのがアイントプフになります。野菜を使って煮こむだけなので手軽に作れて野戦糧食としても重宝されました。

しかし、ヒトラーはこれを利用して更なる政権の強化を図ろうとします。「アイントプフの日曜日」といって第1日曜日は値段の高い料理を食べることはやめてアイントプフを食べようという趣旨のもので、食べることで浮いたお金を募金させようとします。

その当時の国民には不評だったようですが、その日はヒトラーも政権も同じアイントプフを食べていたので、国民からのイメージアップを図ろうとしました。そうして民族の絆を強めようとしたのです。

アイントプフができた経緯は単純ではありませんが、今でも受け継がれている伝統的な料理を生み出したと考えると料理自体は良い物です。

アイントプフとポトフの違い

アイントプフってポトフじゃないの?と言われる方がいます。その考えは概ね間違いではありません。ただ、明確な線引はないにせよ違いはあります。

まず、アイントプフは冒頭で話したようにドイツで生まれた料理です。一方ポトフはフランスの料理になります。スタイルは同じ煮込む料理ですが、アイントプフはいかに安価でおいしいものを作るかを念頭においた料理で、ポトフにはそのような思想はありません。

アイントプフの具材は主にソーセージが用いられていて、牛肉のような高価な食材を使っていませんでした。ポトフは制限がないので牛肉でも煮込めばポトフになります。ポトフの方が知名度で言えば上なのでソーセージを使ってもポトフという方は大勢いるでしょう。これらの細かい違いはありますが、特に気にする必要はありません。

アイントプフの作り方

材料

アイントプフに必要な材料と作り方を説明します。具材はソーセージ・ニンジン・タマネギ・ジャガイモ・レンズ豆などです。他にはオリーブオイル・塩・コンソメスープの素などを使います。ソーセージがなければベーコンで代用しても構いません。

作り方

最初に具材の下ごしらえをしましょう。ニンジン・タマネギ・ジャガイモはサイコロ状に小さくカットします。レンズ豆は水洗いをして5分ほど茹でたあと水切りをしておきしょう。ソーセージはお鍋の大きさによって一本まるごと入れてもいいし、小さくカットしてもいいし、食べやすい方を選んで下さい。ドイツ本場のアイントプフは1本まるごと入れる方が多いようです。

次に鍋にオリーブオイルを入れて熱し、ニンジン・タマネギを軽く炒めます。そのあとでジャガイモとレンズ豆を入れて全体に油が絡むように再度炒めます。次に水とコンソメスープの素を加えます。火をかけて沸騰したら弱火にしてぐつぐつ10分程煮込みます。アク取りはしっかりしておきましょう。

ジャガイモとレンズ豆が柔らかくなったらソーセージを加えて更に10分程煮込みます。味見をして薄いと思ったら塩を足して調味して下さい。器に盛ったら完成です。

具材を変えるだけでアレンジ自在

アイントプフとその歴史について紹介されてきました。政治的な話は別にしても料理自体は具材を入れて煮込むだけなのでとても簡単で、かつソーセージもジューシーに仕上がり、大変おいしい料理です。また具材を変えるだけで様々なアレンジができます。作ったことがない方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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