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7. 吉祥寺カレーのニュースター「ピワン」(吉祥寺)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ハーモニカ横丁の極狭店として人気を呼び、吉祥寺イチの行列カレー店として名を馳せる「Piwang(ピワン)」。「ど海老カレー」「黒胡麻担々キーマ」という斬新なカレーが、レトルト販売されるほどになりました。

2020年2月2日にはハーモニカ横丁から移転。広々とした空間を確保し、以前よりも訪問しやすくなりました!

新しい吉祥寺を代表するカレー店として圧倒的な存在感を放っています。シャバシャバのテクスチャー、あいがけの鮮やかな盛り付け、スパイス使いなど、東京スパイスカレーの代表店とも言えるでしょう。

2種盛りカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,300円(税込)
定番チキンカレーと日替わりカレーの美しい2種盛り!センターに端正なライスの橋をかけた独特の盛り付けは「Piwang盛り」と呼ばれるほどのアイコン性をもっています。

しかし、素晴らしいのは見た目だけではありません。スパイスや素材の活かし方も抜群なのです。

シャバシャバのチキンカレーからは、しっかりしたカスリメティの香り。日替わり「タケノコ入り海老カレー」は、まるでビスクのように海老の旨みあふれるカレーでした。
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8. 吉祥寺の愛され老舗カレー「くぐつ草」(吉祥寺)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

地下へ続く階段を降りると、まるで洞窟のような不思議な空間が。“吉祥寺三大カフェカレー”と呼ばれる、ゆるりとした空気感の「まめ蔵」、文学の香りがする「武蔵野文庫」と比べ、「くぐつ草」はよりアングラで前衛的です。

実はここ、1635年創設「江戸糸あやつり人形劇団 結城座」の劇団員によって、1979年に開店したお店なのです。グルメタウン吉祥寺で長年愛される貴重な一軒。

くぐつ草カレーセット

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,980円(税込)
カレー・サラダ・ドリンクがついたセットが超おすすめ。創業当時から製法を変えていないカレーです。ライス上のレーズンの配置も、サラダにのった3つのパスタも、鳥のようにカッティングされたにんじんも、何ひとつ変わっていません。

カレーはベーシックなようで計算されたスパイス感。コリアンダーシードがビックリするほどたくさん入っています。10種のスパイスを炒って香りを出してから、麻袋に入れて煮込むのだそう。

玉ねぎの甘みととろみ、スパイスのザクザク感、レーズンの食感、それらの対比がなんとも面白いんです。

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9. 大衆洋食店の傑作カレー「キッチンABC」(池袋)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1969年創業の「キッチンABC(エービーシー)」。カジュアルでリーズナブルながら、料理の細部にまでこだわりが感じられる人気店です。

オリエンタルライス、インディアンライス、チキン南蛮タルタルといった人気メニューに加え、注目はスパイシーな「黒カレー」。

これらをさまざまに組み合わせたコンボメニューも多く、楽しみ方は自由自在です。お店は池袋の西口と東口にあります。

オムチキンカツカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

980円(税込)
名物「黒カレー」を使ったメニューのなかでも特におすすめが「オムカレー」。なんと、玉子で包まれたライスもドライカレーなんです。

ビシッとスパイシーな黒カレーのおいしさはもちろん、辛さをふわりと和らげる玉子、中から現れる濃厚なドライカレー……その三重奏がなんともたまらないんです。さらに洋食店ならではのチキンカツをのせると幸せ絶頂に。

セットでついてくる味噌汁にも注目。そっと背脂が入っていて旨みがあるんです。細部へのこだわりが詰まっています。

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