ライター : china0515

フードアナリスト2級

“御神酒からはじまる焼鳥” を楽しめる「焼鳥 ひら野」が銀座にオープン

Photo by 焼鳥 ひら野

2022年2月17日(木)にオープンした「焼鳥 ひら野」。麻布十番「鳥善 瀬尾」で10年、「東京ステーションホテル 瀬尾」にて8年店主を務め、焼鳥歴18年となる平野郁侍氏による焼鳥を味わえるお店です。

この記事では、気になるコースメニューの一部をご紹介します。

銀座「焼鳥 ひら野」

Photo by 焼鳥 ひら野

中目黒のミシュランひとつ星店「天婦羅 みやしろ」や「鮨 おにかい」などと同じMUGENグループとしてオープンした「焼鳥 ひら野」。

「焼鳥 ひら野」の焼鳥は伝統手法である「近火強火」を用いて、1串ずつ丁寧に仕上げられます。近火強火はその言葉から、“焦げを育てる” という言い回しが古くからあるそう。

強火で短時間で仕上げることで旨み、水分を逃さず、ほどよく焦げ目をつけて味わいを深めるんですよ。

さらに、焼鳥 ひら野ではあえてブランドはこだわらず、鮮度を重視して仕入れを実現できる「甲斐信玄どり」を使用。山梨、長野、静岡と限定した農場で飼育された「甲斐信玄どり」は、きれいな水や空気に触れながら育っているため雑味がなく、ジューシーな鶏です。

焼鳥 ひら野ではそんな甲斐信玄どりを鮮度を考えた、食材、仕込み、焼きで料理を提供してくれますよ。

“御神酒” からはじまる焼鳥

Photo by china0515

「焼鳥 ひら野」の料理は8,000円のおまかせコースのみ。食べられない食材や苦手なものがあればその都度、対応してくれますよ。

「御神酒からはじまる焼鳥」とのことで、コースのはじめは御神酒からいただきます。一般的な神饌(しんせん)の “御神酒” とは異なり「みなさんに焼鳥 ひら野の味わいをまっさらに楽しんでいただきたい」との想いから最初に日本酒にて口清めをおこなうという、焼鳥 ひら野ならではのおもてなしからコースは始まりますよ。

御神酒に使用している日本酒は、鹿児島県の「西酒造」から特別に仕上げた「天賦 純米大吟醸」。焼鳥 ひら野オリジナルボトルです。

Photo by china0515

盃で御神酒をいただいて、口を清めます。ほかではなかなか体験できないので、おもしろいですよね。これから出てくる料理や串がより一層楽しみになりますよ。

春野菜のサラダ

Photo by china0515

クレソン、白菜、スナップえんどう、菜の花、白くらげなど具だくさん春をひと足早く楽しめるサラダ。

シャキシャキとした食感や、みずみずしさ、野菜そのものの甘みを堪能できるひと皿です。クレソンの苦みがきいていて、白くらげのコリコリとした食感も楽しいですね。

アコヤ貝の玉地蒸し

Photo by china0515

たまごではなく “ベシャメルソース” を使い、アコヤ貝と合わせた玉地蒸し。なめらかな口あたりで、クリーミーな味わいです。

アコヤ貝の香ばしさと、食感がアクセントになっています。温かく、ひとくち目から癒されますね。

せせり

Photo by china0515

しっとりとやわらかい食感で、噛むほどに旨みが増していく「せせり」。脂の甘みをしっかりと楽しめますが、さっぱりとしているので鮮度の高さも感じますね。からしと一緒に味わうのもおすすめだそうですよ。
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