作り方

1. 鶏肉を切る

Photo by macaroni

鶏肉の全面にフォークを刺します。次にキッチンばさみで皮と身の間の余分な脂肪を切り取り、1枚を8等分にします。

フォークで穴を開けることで肉の繊維が崩れ、やわらかくなります。また、調味料が染み込みやすくなるので、ジューシーに仕上がりますよ。この唐揚げは、下味の漬け込み時間が短いので、吸わせやすくするためにもしっかり穴を開けてください。

脂身は肉特有の臭みを感じたり、口当たりが悪くなったりすることに繋がるので取り除きます。キッチンばさみを使うと簡単に取り除けて楽チンですよ。

2. 鶏肉に味を付ける

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ポリ袋に鶏肉を入れて(a)をしっかりもみ込み、10分ほど置きます。

生のしょうがとにんにくに比べると足りない旨味は、鶏ガラスープの素、ごま油で補います。砂糖は、保水効果が期待できることと、しょうゆの角を取ってまろやかに仕上げてくれるので隠し味で少し加えます。

漬け込み時間は10分でOK!漬け込めば漬け込むほどおいしくなりそうな気がしますが、塩分は脱水効果もあるため、長時間漬けすぎると味が染み込む代わりに水分が抜けて硬くなってしまうのです。なので、短時間で水分を維持させつつ、グッと味を染み込ませます。

3. 粉を付ける

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別々のポリ袋に薄力粉と片栗粉を入れて、鶏肉にしっかりとまぶします。

空気と一緒に口を閉じ、上下に振ると満遍なく効率よくまぶせます。全体的に白っぽく、粉気が残る様子になればOKです。下味の袋に粉を入れると、残った水分まで吸って剥がれやすい衣になってしまうので、粉は別の袋に用意して鶏肉を加えてくださいね。

4. 油で揚げる

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フライパンにサラダ油を0.5cmほど入れて中火で低温(160℃)に熱し、鶏肉を入れます。時々上下を返しながら5〜6分揚げます。両面の衣が硬くなったら、強火にして油の温度を高温(180℃)に上げて2〜3分ほど揚げます。

唐揚げに適した温度は160℃から190℃の間くらい。油の温度が低いうちに入れてしまうとカリッと仕上がらないので、しっかり見極めるのが大事です。低温(160℃)は、油に菜箸を入れてみて、菜箸の先端から細かい泡が静かに上がってくる状態です。一方の高温(190℃)は菜箸全体から勢いよく泡が上がってきます。

揚げ物がベチャっとなってしまうのは、油の温度管理に問題がありますよ。カリッとさせるには、衣の中の水分を蒸発させて抜くことが大事です。

5. 盛り付ける

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カリッと揚がったらしっかりと油を切り、器に盛り付けます。グリーンリーフやレモンを添えて揚げたてをどうぞ♪

衣がザックザク。時短で作る究極の唐揚げ!

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揚げたてアツアツ、ザックザクのジューシー唐揚げが食べられるのは手作りならでは!おかずからおつまみまで大活躍で、家族みんなが喜んでくれるはずですよ。揚げたてはもちろんですが、冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったり。片栗粉と薄力粉によってしっかり閉じ込められた下味と旨味で、冷めてもジューシーさがキープできるんです。

チューブを活用したり、漬け込み時間を短くしたり、面倒な二度揚げを一度で済ませたりしても、めちゃくちゃおいしい唐揚げは作れます!揚げ油も少量で済むお手軽レシピなので、ぜひ気楽に作ってみてくださいね♪

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