ライター : macaroni公式

うつわが気になる方、必見です!

「ステキなうつわで、料理をもっとおいしそうに見せたい」「新しく食器を買いたいけど、どこでどうやって選べばいい?」おうちごはんの頻度が高くなった今、食器への興味が高まっている方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、2021年4月29日(木)から5月5日(水)まで開催される「WEB有田陶器市」。以前はリアルイベントで行われており、なんと毎年100万人以上が訪れる”日本最大規模”の陶器市なんです。今年は、新型コロナウイルス感染予防のため、WEB上のみで開催。家から遠くてなかなか行けなかった……という方にとっても絶好のチャンス!WEB陶器市なら、自宅にいながらゆっくりと食器を選べますね。

今回は、うつわ愛が強く抜群のスタイリングセンスを誇るmacaroniの料理家・はまりが特におすすめしたい有田焼5つを厳選。それぞれに合わせたい料理、盛り付け方などをわかりやすくご提案します。

Photo by macaroni

macaroni 料理家 / はまり @hamaly_12
制作会社で広告のスタイリングや企業へのレシピ提供に携わったあとにmacaroniへ。「よそ行き」でないお手軽絶品レシピと、心がふっと軽くなるようなスタイリングでmacaroniの料理コンテンツを盛り立てている。

「有田焼」ってどんなうつわ?

Photo by 有田商工会議所

左:器の表面に釉薬(焼くとガラス質になる液体)をかけている様子。右:絵付けの様子。
まずは簡単に有田焼の基本知識をご紹介しましょう。

有田焼は、佐賀県西松浦郡有田町で作られる焼き物のことで、伊万里焼と呼ばれることもあります。その歴史は古く、400年以上も前の江戸時代まで遡り、日本では「陶器」が一般的だった時代に、初めて誕生した「磁器」でもあります。磁器は陶器よりもガラス質を多く含み、水を吸わないので耐久性に優れており、薄くて軽いので割れやすそうに見えますが、とても丈夫なんです。

また、有田焼とひと口に言ってもその見た目はさまざま。代表的なものは、濁りのない美しい白地がポイントの「白磁」、呉須(ごす)という藍色に発色する絵具で絵付けした「染付」、赤や金色の絵具で絵付けした優美な「色絵」や、釉薬(ゆうやく、うわぐすり)で器全体を青緑色に発色させた「青磁」など。

落ち着いたものから華やかなものまでそろい、扱いやすく丈夫な有田焼は、まさに日常の食卓のさまざまなシーンで活躍してくれるうつわと言えるでしょう。

あの「iihoshi yumiko」も、実は有田でつくられています

iihoshi yumikoさんの「bon voyage」「tori plate」
独特のニュアンスある色使いとシンプルかつ繊細なデザインで女性から大人気の「iihoshi yumiko」。同ブランドで人気の「bon voyage」と「tori plate」シリーズも、実は有田の窯元でつくられているんです。知らずに使っていた方もいるかもしれませんね。

そのほかにも、海外のデザイナーが手がけたモダンなブランドが多数生まれており、昔も今も、常に熱い視線が注がれていることがわかります。

普段使いにおすすめの有田焼5選

ここでご紹介するのは、macaroni料理家・はまりが選んだ普段使いにおすすめの5種類。うつわの種類が多すぎて選べない、合わせる料理がわからない、という方もぜひ参考にしてみてくださいね。

福泉窯「輪花プレート」

福泉窯(ふくせんがま)「輪花プレート」(株式会社まるぶんとの共同開発)
1952年から続く福泉窯は、落ち着いた染付と重厚感のある丈夫な作りで知られる窯元。「輪花プレート」は、かわいらしい花弁型の輪郭と美しい絵柄が上品なシリーズです。絵付けは手描きで、熟練職人がひとつひとつ丁寧に仕上げています。
はまり:「こういったシルエット(形状)のお皿って、とても使いやすいんです。写真のお皿のデザインの場合は、内側の八角形に収めるように盛り付けるとバランスよく見えますよ。生姜焼きや照り焼きチキンなど普段のおかずにもぴったりです!」

晧洋窯「花唐草」

晧洋窯(こうようがま)「花唐草」
素朴な藍色を使った染付やシンプルかつモダンで温かみのある絵柄を得意とする窯元。花唐草模様は、日常の食卓にやさしい彩りをもたらしてくれます。
はまり:「繊細な花唐草の模様は、洋食に合わせるのがオススメ。しっかりとリム(縁)が入っているので盛り付けやすく、シンプルな見た目のオイル系パスタも映えるお皿ですね。」
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