ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

一度使ったらハマる。カルディで万能調味料を発見

Photo by muccinpurin

カルディの調味料売り場にででんと鎮座する「うまくて生姜ねぇ」。ただの刻み生姜?ノンノン!ひと匙でごはんのお供にも味付けのアクセントにもなる、万能アイテムなんですよ。

この記事では、無限にアレンジできる使い方をご提案します。パッケージは見たことがあるけど使ったことがないという方、買って損はさせません!

吾妻食品「うまくて生姜ねぇ」

Photo by muccinpurin

「うまくて生姜ねぇ」635円(税込)
じつは筆者も、この記事を書くまで「うまくて生姜ねぇ」を買ったことがなかったうちのひとりでした。 “よく見かけるけど、ただの生姜でしょ、生のしょうがはいつでも常備してるし” と、カルディに行くたび見かけつつもスルーすることはや数カ月。

しかし、一度使ってみたらピリッとした生姜の刺激的なおいしさと万能さの虜になり、すっかり我が家のスタメン調味料の仲間入りをいたしました。遅咲きですが、いち愛用者として、その魅力を語らせてもらいますね。

Photo by muccinpurin

「うまくて生姜ねぇ」は、カルディのオリジナルアイテムではなく、吾妻食品が製造しています。

刻んだ生姜をしょうゆ、砂糖混合ぶどう糖加糖液糖、発酵調味料食塩、醸造酢などに漬けて作られ、昆布をプラスすることで旨みがあるのが特徴です。主役となる生姜は国産のものを使用しているので、安心して食べることができますよ。

珍しいところでは、韓国料理によく登場するえごま(紫蘇のような形をした独特の風味を持つ野菜)を使っているので、香ばしい風味も楽しめるようですね。

まるで刻みたてのようなフレッシュ感

Photo by muccinpurin

長期保存可能な瓶入り調味料なので、そこまでフレッシュ感を期待していなかった筆者。ですが、まるで刻みたてのような生姜のさわやかな香りに、いい意味で裏切られました。

気になるお味はというと、清涼感たっぷりな生姜の風味を残しつつ、とがった辛さがなくなり実にまろやか。シャキシャキとジューシーな生姜を噛むほどに、ピリッとした辛さが口いっぱいに広がります。

実際に刻んだ生姜を醤油や砂糖などの調味料に漬けただけでは、辛味が強くてとてもじゃないけど食べられません。そう考えると、あらかじめ調味料に漬けて熟成された「うまくて生姜ねぇ」がますます便利に感じますよね。

ごはんが止まらないんですが…!

Photo by muccinpurin

まずは王道中の王道アレンジ、炊き立てごはんにオンして実食です。アツアツごはんの湯気とともに立ち上る生姜のさわやかな香りが、食欲をそそります。にんにく料理でごはんがススムイメージはありますが、しょうがでごはんってどうなんだ、という心配はひと口食べた途端吹き飛びました。

色が濃いのでしょっぱく見えますがどちらかというと甘みが強く、ごはんと合わさるとちょうどいいバランス。ピリ辛な生姜の風味が、ごはんをより甘く感じさせてくれます。たしかに、これはウワサ通りごはんが止まらないな。生姜のさっぱりとした香りのおかげで、食欲がないときでもするするっと食べられそうです。

Photo by muccinpurin

勢いにのってごはんをおかわりした筆者は、先ほどのごはんの上に卵をトッピング。生姜の食欲促進効果につられ、ごはんが止まらない無双状態に突入したようです。

卵黄が加わることでマイルドさがプラスされながらも、生姜のシャキシャキ感は健在。「うまくて生姜ねぇ」単体よりも味が薄く感じられるので、量を増やすか醤油をちょろりと垂らすのが正解です。まるっと2膳のごはんを平らげてしまった……おそるべしうまくて生姜ねぇ。

生姜焼きだってプロの味に

Photo by muccinpurin

ボリュームがあり、ごはんがススム人気おかずの代名詞的な生姜焼きですが、イマイチ味が決まらない問題ってありませんか?生姜の量なのか、入れるタイミングなのか、はたまた味付けなのか。そんな問題も、「うまくて生姜ねぇ」を使えばまるっと解決できます。

Photo by muccinpurin

いつもの作り方同様、豚肉と玉ねぎを炒めたら、仕上げ直前に「うまくて生姜ねぇ」を投入。サッと炒めて味見をし、塩分が足りなければ醤油をプラスして味を調えれば完成。

はじめから入れてしまうと生姜の香りが消えてしまうので、仕上げ直前に入れて軽く合わせる程度がちょうどよく感じました。生姜の量や炒め時間は好みで加減してくださいね。

味がバシッと決まるだけでなく、生姜を刻んだりすりおろす手間が省けて一石二鳥。「うまくて生姜ねぇ」を導入すれば、生姜焼きが得意料理になるかも!?

和食だけではなくパスタにも合う!

Photo by muccinpurin

どことなく和風なイメージがありましたが、実はパスタに使うのもおすすめなんですよ。今回は旬のスナップえんどうと桜海老を使った和風パスタにアレンジしてみました。

ゆでたパスタとスナップえんどうを炒め合わせたら、「うまくて生姜ねぇ」とゆで汁をプラス。醤油で味を整えたら、仕上げにバターを溶かしましょう。バターを加えることで生姜のとがった辛さがマイルドになり、風味もアップ。筆者はあまりのおいしさに、ひと皿ぺろりと飲むように完食してしまいました。

Photo by muccinpurin

パスタといえばにんにく一辺倒だった筆者ですが、この商品に出会ってからは、にんにく抜きのパスタにハマっています。オリーブオイルでベーコンを炒めて仕上げに「うまくて生姜ねぇ」をプラスしたアレンジも、イタリアンのまかないで出てきそうな、あか抜けた味わいでした。

さっぱりと食べられるし、にんにくほどクセがないため、肉や魚などどんな食材と組み合わせてもおいしいパスタに仕上がりますよ。マンネリしがちなパスタも新鮮な味になるので、ぜひ試してみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ