ライター : macaroni 編集部

マカロニメイト2名に訊いた「夫婦円満」のコツ

2月20日は夫婦円満の日。「ふう(2)ふ(2)円満(0)」の語呂に合わせて、もとはお茶の企業が商品PRを目的に「お茶を飲んで夫婦の絆を深めてもらいたい」という願いを込めて申請したものだったそうです。

お出かけも自粛ムードで、長引く巣ごもり生活。夫婦ともにテレワークにシフトしたり、これまで家にいなかった旦那さんが急に在宅するようになったりと、これまで以上に家のなかで時間を共に過ごすことに。日がな一日夫婦で顔を突き合わせるうえに、話のネタも尽きて、会話がだんだんと少なくなってきたのでは。

そんな代わり映えのしない日常生活を送る人が急増するなか、夫婦が楽しく仲良しで過ごす秘訣をマカロニメイトに聞いてみました。

1. コロナ禍で夫婦の時間が減った松田さんの「夫婦、家族の仲良しルール」

Photo by macaroni

愛媛県で窯を営む松田さんご夫婦。旅先での偶然の出会いから恋愛に発展し、遠距離恋愛を経てご結婚。現在結婚15年目、ご夫婦で窯元『陶房遊』を営みながら販売店舗、カフェを運営。現在14歳と5歳になるお子さんがいます。マカロニメイトである奥様 奈織子さんにお話を伺いました

Q.コロナ禍による自粛で、家庭環境に変化はありましたか?

松田さん:
これまで24時間365日、一緒に仕事をしてきました。地元のイベントに参加したり、器をつくって併設する店舗で販売したりしていました。それが新型コロナによって、そうはいかなくなったんです。新商品を開発したり、全国に向けてどう売っていくか新しい戦略を練ったりと、仕事の会話が増えました。

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さらに夫が、コロナ禍のなか県外へ4~5日間、出張に行かなければならなくなりました。帰ってきたときには使っていない親戚の家を借りて、念のために2週間の自主隔離生活をしています。だから3週間も離れ離れ。こんなの結婚して初めてじゃないかな。

離れてみて、夫の存在は思っていたよりずっと大きかったと気づかされました。夫婦っていつの間にか支え合ってるんだなぁと。例えば、私が仕事や食事の支度をしているとき、さりげなく下の子の相手をしてくれたり、私が苦手な洗濯物をしてくれたり。知らず知らずのうちに夫に頼っていたことがよくわかりました。

Q.夫婦が仲良く過ごすためのルールを教えてください

松田さん:
家事においては、それぞれのやり方を尊重するようにしています。 お互いがしていることに対して「こっちのほうがいいんじゃない?」とか「なんでこうしていなかったの」といった指摘しないようにしています。自分以外の人という意味で夫も他人ですから、折り合いはつかないものだと思っているんです。気になれば一緒にやる、くらいの気持ちでいますね。どうしても不満があれば、時間をつくって落ち着いて話すことが大切だと思います。

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あと、ご飯は必ず一緒に食べるのが我が家のルール。最近は上の子が大きくなってきて、家族がそろう時間が毎日同じではなくなりつつありますが、多少食事の時間が遅くなっても、一家全員で食べるよう意識しています。先日、夫の東京出張時にはLINEのビデオ通話を使ってリモート夕食に挑戦。離れていても家族団らんの時間を過ごせました。

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外に出る機会が多かった子どもたちも、新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が多くなりました。そのため、焼きそばやたこ焼きなど、みんなで楽しめるホットプレート料理をよく作るようになりましたね。

最初は何気なく撮っていた食事の写真も、最近では「いただきます」の挨拶とともに、自然な表情が見られるようになって。子供の成長記録とともに、賑やかで楽しそうな食事の一コマを残せるようになりました。

2. コロナ禍をきっかけに夫が家事を始めた菅家。「ありがとう」を言うのがルール

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4才になる娘さんと3人暮らしの菅さんご夫婦。松田家と同じく遠距離恋愛を経て結婚しましたが、交際期間中はひとり暮らしをしていた夫がまったく料理をしないことに衝撃を受けたそう。マカロニメイトである奥様 智香さんにお話を伺いました

Q.コロナ禍による自粛で、家庭環境に変化はありましたか?

菅さん:
夫はもともと仕事が忙しい人で、家で過ごす時間が少ないうえに、1回目の非常事態宣言の際は試験を控えていたので、休みの日もずっと勉強をしていました。ところが2回目の非常事態宣言のタイミングで夫が異動に。土日が休みになっただけでなく、テレワークが導入されて家にずっといるようになったんです。

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家で過ごす時間が増えたせいか、それまで一切料理をしてこなかった夫が「作ってみたい」と言いだして、今や粉からうどんを打ったり、腸詰めソーセージまで作ったりするように(笑)。

食に興味がそもそもなかった人でしたが、自宅の庭で育てた野菜やハーブを使った料理を食べているうちに「これおいしいかも」と思うようになり、関心をもってくれたのかもしれません。久しぶりにひとり暮らし時代によく食べていたファストフードを食べたら胃もたれをしたみたいで。最近は家ごはんの率がぐっと高くなりました。
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