ライター : とも

子育てフードライター

この記事でわかること

「パームシュガー」は東南アジアで製造されている、ヤシ由来の砂糖のこと。ミネラルやポリフェノールが豊富で、GI値が低いことが特徴。

独特の風味とコクをもち、料理に使えば素材の味が引き立ちます。パウダー状で販売されていることが多いので、飲み物やヨーグルトにも加えやすいです。

パームシュガーとは?

※画像はイメージです
パームシュガーとは、ナツメヤシやオウギヤシなど、ヤシ由来の砂糖。花序と呼ばれる花をつけた植物の茎や枝や、樹液から作られます。日本では「ヤシ糖」と呼ばれることも。主にカンボジアやタイなどの東南アジアを中心に製造されていますよ。

なお、同じヤシのなかでもココヤシの実を原料とする砂糖は「ココナッツシュガー」と呼ばれ、区別されています。(※1)

パームシュガーとブラウンシュガーの違い

※画像はイメージです

パームシュガー

 パームシュガーは、ナツメヤシやオウギヤシなどヤシを原料としています。精製の際に、糖蜜を除去しない含蜜糖(がんみつとう)に分類されます。含蜜糖はミネラルやポリフェノールを多く含んでいるのが特徴。独特の風味とコクのある味わいです。(※2)

ブラウンシュガー

日本では、ブラウンシュガーの製法や原料に定義はなく、茶色い砂糖の総称を指します。そのため、きび砂糖や黒糖などの含蜜糖、精製したあとに転化糖をコーティングする、分蜜糖の三温糖も、同じブラウンシュガーに分類されます。種類によって味や風味が異なる点が、パームシュガーとの違いです。(※3)

パームシュガーのカロリー

パームシュガーのカロリーについて、ほかの砂糖類と100gあたりで比較してみましょう。

・パームシュガー
エネルギー量(カロリー)……366kcal

・黒糖
エネルギー量(カロリー)……354kcal

・三温糖
エネルギー量(カロリー)……382kcal

・和三盆糖
エネルギー量(カロリー)……383kcal

・上白糖
エネルギー量(カロリー)……384kcal

パームシュガーのカロリーは黒糖より高いですが、ほかの砂糖類よりやや低めであることが分かります。(※4,5)

※パームシュガーのカロリーは小さじ1杯3g(11kcal)を元に算出しています。
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