おいしさの秘訣と材料について教えてください。

Photo by 但馬屋老舗

大塚:おいしさの秘訣は、第一に「材料の品質」、第二に「手を抜かず丁寧に作ること」です。当たり前のことですが、このふたつがもっとも大切だと考えております。

使用する材料は「砂糖、卵、白手亡、寒天」と、とてもシンプルです。それゆえにごまかしがきかず、その日の気温や湿度によって状態も変わる、大変繊細なお菓子でございます。豆は上質な北海道産のものを使用しており、卵は鮮度が命ですので、地元の養鶏農家より仕入れております。

また素材として、和菓子作りに向いたおいしい軟水である「竹田の湧水」も欠かせません。土地の自然の恵みによって、但馬屋老舗の和菓子はできております。

Photo by 嶋田コータロー

どの世界でも、基本に忠実とはよくいったもの。荒城の月は、まさにそれを徹底して作られた和菓子なんだなと感じました。長年、銘菓として多くの人に愛されているのも頷けます。

「夜越の月」「新月」「ちょこの月」のフレーバーも人気

荒城の月をベースとした、姉妹品が3種類あります。シーンに合わせて利用できるので、贈答や手土産に重宝しますよ。

なめらかな栗と小豆のこし餡「夜越の月」

Photo by 嶋田コータロー

3個入り840円(税込)~
荒城の月の元の名前「夜越の月」を残したいという思いから、お店の創業180年に当たる1984年に作られたひと品です。

Photo by 嶋田コータロー

荒城の月は黄身餡ですが、夜越の月は栗と小豆のこし餡。栗と小豆が絶妙にマッチした餡がなめらかで、お茶やコーヒーと一緒に、しみじみ味わいたくなりますよ。

お祝いの贈りものにぴったり「新月」

Photo by 嶋田コータロー

3個入り740円(税込)~
「結婚式の引菓子や出産内祝いへのお返しとして、お使いになられる方が多いです。ご予約にて大口のご注文も承っております」(大塚さん)

シンプルなデザインとサイズ感で、お祝いごとのギフトにぴったりだと思います。特別なシーンに利用したいお菓子リストに、入れておいてはいかがでしょうか。

Photo by 嶋田コータロー

淡雪と黄身餡を楽しめる、荒城の月の紅白バージョン。箱の中には新月が3つ入っています。

バレンタインデーのギフトに使える「ちょこの月」

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3個入り1,060円(税込)~
「荒城の月を、ベルギー産のビターチョコレートで包んでおります。意外な組み合わせに思われますが、ビターチョコレートと荒城の月のまろやかな甘さがマッチして、大変おいしいとご好評をいただいております」(大塚さん)

ちょこの月は1月中旬から3月中旬までの季節限定品。バレンタインデー、ホワイトデーのギフト、自分用に購入する人も多い人気商品です。

この記事でご紹介した、いずれのお菓子もオンラインショップで購入できますよ。気になるものがあればぜひチェックしてみてくださいね。

販売店や通販などの商品情報

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