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千両
新井さん:
「千両の朱赤はお正月らしさを際立たせてくれるので、松はなくても千両だけは用意してほしいと思います。千両もいろいろな種類がありますが、おうちで生けるなら丈の短いものでも大丈夫です!
手軽にそろえたい人は価格帯が安めの千両で大丈夫ですが、選ぶときは葉が青々としているものを選びましょう。見た目が似ている南天もありますが、南天は葉がついてない状態で売っているものも多いので千両のほうがおすすめです」
「千両の朱赤はお正月らしさを際立たせてくれるので、松はなくても千両だけは用意してほしいと思います。千両もいろいろな種類がありますが、おうちで生けるなら丈の短いものでも大丈夫です!
手軽にそろえたい人は価格帯が安めの千両で大丈夫ですが、選ぶときは葉が青々としているものを選びましょう。見た目が似ている南天もありますが、南天は葉がついてない状態で売っているものも多いので千両のほうがおすすめです」
千両を長持ちさせるコツ
お正月花では必ず取り入れたい千両ですが、長持ちさせるにはちょっとした工夫が必要のようです。ご自宅でも簡単にできるコツを教えていただきました。
新井さん:
「千両を長持ちさせるには、茎の処理が必要です。金槌や木槌を使って茎の先端を叩き、房状にします。この処理をおこなうことで水が上がりやすくなり、より日持ちしやすくなるのです。
千両は金属と相性が悪いと言われているので、金槌で茎を叩くときは新聞紙にくるんでから作業してみてください。包丁の裏やハサミなどの道具で叩いても構いません。
冬場なら3日に1回の水替えと、茎を1cmカットして切り口を叩く作業をセットでおこないましょう」
新井さん:
「千両を長持ちさせるには、茎の処理が必要です。金槌や木槌を使って茎の先端を叩き、房状にします。この処理をおこなうことで水が上がりやすくなり、より日持ちしやすくなるのです。
千両は金属と相性が悪いと言われているので、金槌で茎を叩くときは新聞紙にくるんでから作業してみてください。包丁の裏やハサミなどの道具で叩いても構いません。
冬場なら3日に1回の水替えと、茎を1cmカットして切り口を叩く作業をセットでおこないましょう」
花瓶がなければキッチンアイテムを使って
お花を生けるならちゃんとした花瓶がよさそうですが、新井さん曰くキッチンアイテムでも十分とのこと。どんなメリットがあるのか聞いてみました。
新井さん:
「お花を飾るために花瓶を買うのは少しハードルが高いですよね。そこで、ぜひ使ってほしいのがどこのご家庭のキッチンにもありそうな徳利やワインボトル、グラスなどです。
多くの人にお花を親しんでもらいたいので、私は“まずは花瓶を買う前に徳利で試してみて”と、お客さまや友人によく話しています。使うのはどんなデザインの徳利でも大丈夫。特に渋い色味の徳利は、お正月の雰囲気にとても合うと思います。
すぐに捨ててしまいがちな酒瓶も花瓶代わりに最適。むしろワインボトルや日本酒の瓶はちょうどお花が2本くらい入るサイズなので、バランスが取りやすくお花もずれにくいです。
食器でお花を生けるのに抵抗がある人は、飾り終わった後に漂泊剤で除菌すれば安心だと思います」
キッチンアイテムでお正月花が楽しめるのはうれしいですね。次に初心者でもチャレンジしやすい3種類のアレンジメントを教えていただきました。
新井さん:
「お花を飾るために花瓶を買うのは少しハードルが高いですよね。そこで、ぜひ使ってほしいのがどこのご家庭のキッチンにもありそうな徳利やワインボトル、グラスなどです。
多くの人にお花を親しんでもらいたいので、私は“まずは花瓶を買う前に徳利で試してみて”と、お客さまや友人によく話しています。使うのはどんなデザインの徳利でも大丈夫。特に渋い色味の徳利は、お正月の雰囲気にとても合うと思います。
すぐに捨ててしまいがちな酒瓶も花瓶代わりに最適。むしろワインボトルや日本酒の瓶はちょうどお花が2本くらい入るサイズなので、バランスが取りやすくお花もずれにくいです。
食器でお花を生けるのに抵抗がある人は、飾り終わった後に漂泊剤で除菌すれば安心だと思います」
キッチンアイテムでお正月花が楽しめるのはうれしいですね。次に初心者でもチャレンジしやすい3種類のアレンジメントを教えていただきました。
徳利×スイセン
新井さん:
「スイセンのキレイな葉を活かしたかったので長めに生けてみました。徳利に柄があるので葉を長めに残してもバランスが取りやすいです。千両を合わせて重心を下げるといいアクセントになりますね。
香りのいいスイセンは玄関か洗面所のような水場に置いてください」
「スイセンのキレイな葉を活かしたかったので長めに生けてみました。徳利に柄があるので葉を長めに残してもバランスが取りやすいです。千両を合わせて重心を下げるといいアクセントになりますね。
香りのいいスイセンは玄関か洗面所のような水場に置いてください」
新井さん:
「スイセンは根元をまとめている“はかま”という筒の処理がむずかしいですが、はじめての方は取り外してしまって構いません。
葉と花を切り離して生けたほうがまとまりやすいですし、スイセンのシュッとしたラインがキレイに出ますよ」
「スイセンは根元をまとめている“はかま”という筒の処理がむずかしいですが、はじめての方は取り外してしまって構いません。
葉と花を切り離して生けたほうがまとまりやすいですし、スイセンのシュッとしたラインがキレイに出ますよ」
枡×スプレーマムと松
新井さん:
「枡を使ったアレンジでは、松の葉をオアシス代わりに使います。剣山のような役割で、花がズレにくくなりますよ。水は枡の半分くらいを目安に。
生けるバランスは松のグリーンを活かし、花の色を全体の3分の1に抑えると奥ゆかしさが出ますよ。高さがなく、食事の取り分けの邪魔にならないので、食卓にぴったりのアレンジメントです」
「枡を使ったアレンジでは、松の葉をオアシス代わりに使います。剣山のような役割で、花がズレにくくなりますよ。水は枡の半分くらいを目安に。
生けるバランスは松のグリーンを活かし、花の色を全体の3分の1に抑えると奥ゆかしさが出ますよ。高さがなく、食事の取り分けの邪魔にならないので、食卓にぴったりのアレンジメントです」
新井さん:
「松をカットするときは松葉を避けて根元だけ切りましょう。切った残りもそのままアレンジに使えるので、無駄がないです。
スプレーマムは菊らしいギザギザとした葉は使わずに、花だけ使ってより華やかな見た目に。重ねたおちょこにスプレーマムを何輪か入れて一緒に飾ってもすてきだと思います」
「松をカットするときは松葉を避けて根元だけ切りましょう。切った残りもそのままアレンジに使えるので、無駄がないです。
スプレーマムは菊らしいギザギザとした葉は使わずに、花だけ使ってより華やかな見た目に。重ねたおちょこにスプレーマムを何輪か入れて一緒に飾ってもすてきだと思います」
ワインボトル×千両
新井さん:
「お正月らしいグリーンのワインボトルに千両、そして雪柳を合わせてみました。ボトルに和紙と水引を巻き付ければ、一気にお正月の雰囲気に!もちろん日本酒の瓶でも構いませんよ。ボリュームがあり華やかなので、置く場所は目に付きやすいリビングが合いそうです」
「お正月らしいグリーンのワインボトルに千両、そして雪柳を合わせてみました。ボトルに和紙と水引を巻き付ければ、一気にお正月の雰囲気に!もちろん日本酒の瓶でも構いませんよ。ボリュームがあり華やかなので、置く場所は目に付きやすいリビングが合いそうです」
新井さん:
「千両は葉っぱが多いので、バランスを見て間引きしましょう。正面から見たときに重なっている葉や実を切り取っていきます。枝が分かれている部分を見せると華奢な印象が出て、可憐な見た目に。
千両1本だけでもいいですが、モスグリーンの葉が美しい雪柳と合わせるとさらに春らしい雰囲気が漂います。雪柳を長めに生けるとバランスがいいですよ」
「千両は葉っぱが多いので、バランスを見て間引きしましょう。正面から見たときに重なっている葉や実を切り取っていきます。枝が分かれている部分を見せると華奢な印象が出て、可憐な見た目に。
千両1本だけでもいいですが、モスグリーンの葉が美しい雪柳と合わせるとさらに春らしい雰囲気が漂います。雪柳を長めに生けるとバランスがいいですよ」
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