皮のむき方

外皮が厚いので、一見するとむきにくいように見えますが、温州みかんのように手で簡単にむくことができますよ。内側の房はとても薄く、房ごと食べられます。同じ大玉の甘夏やはっさくなどにくらべて、手を汚さずに済む手軽さが魅力です。

不知火の旬や生産地

収穫時期と旬

不知火の収穫時期は旬や産地によって異なりますが、ハウス栽培のものは、12月~2月末頃まで出荷されます。露地栽培のものは、12月~1月に収穫され、2月頃から出回り始めるものが多いです。

なお、ハウス・露地栽培どちらの不知火も、収穫後にしばらく貯蔵してから出荷するのが一般的。貯蔵することで酸が抜け、まろやかな甘みが強くなります。

主な生産地と生産量

農林水産省・特産果樹生産動態等調査によると、2017年度に不知火がもっとも多く収穫されたのは、熊本県で約12,000トン。2番目が愛媛県で約9,700トン、3位は和歌山県で約4,700トンでした。

不知火の選び方と保存方法

おいしい不知火の選び方

外皮が濃いオレンジ色で、張りがあるものを選びましょう。また、手に取ったときにずっしりと重いものは、果汁が多く甘いのでおすすめです。可能であれば、いくつか持ってくらべてみましょう。なお、前述した通り、出っ張りの有無は味に影響がないので気にしなくて良いですよ。

最適な保存方法

不知火の旬は気温が低い時期なので、冷暗所に置いて保存しましょう。箱入りの場合は、下のものがつぶれてしまわないように、位置をずらすと良いですね。春になり、気温が高くなってきたら冷蔵保存がおすすめ。その際は、ラップに包んだりナイロン袋に入れたりして乾燥を防ぐと鮮度を保てます。
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