5. 再度火にかけて温めたら完成

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ICEドリンクとして飲む場合は、氷の入ったグラスに注げば完成。HOTドリンクの場合は再度火にかけます。

温めるときは、弱火〜中火で軽く温めましょう。強火にしたり温めすぎると膜が張ってしまいます。

また、温め中に味の調整をするのもおすすめです!私は、茶葉感が少し足りないなら、茶葉をフィルターや紅茶パックに入れて一緒に軽く煮出してみたり、スパイシー感を追加したいなら、スターアニスやシナモンを入れたりしますよ。

タイティーはアレンジを変えても楽しめる

ICEバージョン

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茶葉をもっとよく抽出すると、濃い鮮やかなオレンジ色になりますが、控えめに作っているため薄いオレンジ色に染まっています。

おうちにクラッシュ氷はなかなかないので、通常の四角い氷を使用。ICEだと夏にタイ料理と合わせて飲みたくなります……!本場のものより甘さ控えめなのでグビグビ飲めますよ。

ブラックティーバージョン

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グラスに入れるとオレンジと茶色が混ざったような色に。好みでガムシロップで甘さを足したり、スライスレモンを入れてさっぱりと飲んだりするのもおすすめです!

タイ出身の方にも聞いてみました!

さらにタイティーの魅力をお伝えすべく、東京都品川区にあるタイ料理店「クルン・サイアム 大井町店」に訪問。店長のインタレーンウッサニーさんにタイティーについて教えていただきました。

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タイの食卓「クルン・サイアム 大井町店」店長 / インタレーンウッサニーさん
12年前まではタイに在住。日本語とタイ語の研究生時代にクルン・サイアムでアルバイトをしており、現在では店長に就任。人を喜ばせることができる “お菓子作り” が好きでタイティーを使ったマカロンやケーキなどを趣味で作ることも。

タイティーの色が濃い!

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左から:タイティー、コンデンスミルクとエバミルクが入ったシロップ
ウッサニーさん「タイティー作って用意しておきました!」

おしお「え!本場のタイティーが飲めるの嬉しいです。ありがとうございます。……(タイティーが入った容器を見ながら)やっぱり色濃いですね。どうやって煮出しているんですか?」

ウッサニーさん「茶葉と水は 1:2 の割合で使用していて、煮出し時間は10分くらいです。ちなみに、右側の白いほうはコンデンスミルクとエバミルク(※)が 1:1 で入ってますよ」

 ※エバミルク……牛乳を濃縮したコク深い無糖練乳

飲み方の決まりはあるの?

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上の層がタイティー、下の層がコンデンスミルクとエバミルクが入ったシロップ
配合を分かりやすく見せてくれました。「タイティー」と「コンデンスミルクとエバミルクが入ったシロップ」が 2:1 の割合でグラスに入っています。

おしお「
ミルクの量がすごい、とても甘そうですね。私が作るタイティーは、牛乳を入れたり、そこまで濃く煮出さなかったりするんですけど、ウッサニーさんからしたら邪道ですかね(笑)」

ウッサニーさん「タイティーの飲み方はいろいろあるので全然大丈夫ですよ!(笑)タイの人たちは甘いものが好きなんです。お菓子やドリンクにコンデンスミルクを使用することが多いんですけど、それはタイの歴史にも関係しています。昔から甘い食べ物が多くて “暑いときは甘いもの” という認識がありますね。日本でいう “暑いときに塩を舐める” みたいなイメージです」

ウッサニーさん「あと、タイの地域によって淹れ方も違うんですよ〜!明確に地域が分かれているのではないんですけど、北のほうはおしおさんがやられている方法と似ています。南のほうに行くと、紅茶をジャンピングさせるために高いところから注いだり、ブラックティーで飲むことが多かったりするんです」

おしお「タイティーは地域によっても飲み方が違うんですね。この機会にいろいろな飲み方を試してみたいと思います!」
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