ライター : macaroni 編集部

GoTo Eatキャンペーンについて解説します

「GoTo Eat(イート)」とは、すでにスタートしているGoToキャンペーンの一環です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛により、売上が激減し多大な影響を受けた飲食業界。そんな業界の救済と再活性化を目的に、地域ごとで実施される官民一体型の事業です。

消費者と飲食店ともに恩恵を受けられる仕組みで、参加店舗の登録はまだですが、9月中には始まる予定。それらの内容や開始時期などについて、2020年9月10日現在の情報を基に、消費者の立場からわかりやすく解説します。

GoToキャンペーンの事業対象は4つ

2020年7月22日からはじまった「GoToトラベル」を皮切りに、本記事で紹介する「GoTo Eat」、これからはじまる予定の「GoToイベント」と「GoTo商店街」を含めた4つが、GoToキャンペーンの柱となっています。

消費者がキャンペーンに参加して、クーポンやポイント、割引を利用することで、ダメージを受けた地域の観光や旅行、イベント、飲食業界の需要喚起と活性化を図るのが目的です。

GoTo Eatキャンペーンの特典は?

GoTo Eatは、消費者が飲食店を利用した際に支払代金の一部に特典や補助をつけることを主な事業内容としています。

飲食店を利用した人に付与するポイントと、購入価格以上のプレミアムがつく食事券発行の2本柱で、どちらも消費者にとってはかなりお得な内容です。このふたつの特典について、以下で詳しく解説します。

GoTo Eatキャンペーンのおもな支援内容は2つ

※下記2つの特典付与・販売期間は2021年1月末まで、有効使用期限は2021年3月末までとなっています。

1日にひとり当たり最大1,000円分を還元

飲食店を利用する際に、所定のオンライン飲食予約サイト経由で予約して、お店で食事するとポイントがもらえます。1日にひとり当たり、ランチタイムの予約で500円、ディナー(15:00以降の利用)で最大1,000円相当のポイントが付与されます。

初回の飲食代金清算後に与えられるため、使用できるのは2回目以降となります。予約した人数に応じて最大で10人分、上限で10,000円相当のポイントが、予約した人に付与されるシステム。なおデリバリーやテイクアウト、ケータリングは対象外です。

各地で25%のプレミアム付き食事券を発行

都道府県ごとの登録飲食店で代金として利用できる、プレミアム付き食事券が各地の窓口で発行されます。

購入価格の25%が上乗せされる食事券で、額面6,250円のものなら5,000円、額面12,500円のものは10,000円で販売される予定です。一度に購入できる上限は20,000円(25,000円分)で、おつりは返ってこないため、使い残しがないよう注意が必要。こちらはデリバリーやテイクアウトにも対応していますが、対象は登録飲食店が自らおこなうものに限られます。
※「持ち帰りすし」「持ち帰り弁当」「宅配ピザ」などの「持ち帰り・配達飲食サービス業」 は、そもそも同キャンペーンの対象外

プレミアム付き食事券の販売窓口は、公募によって農林水産省から認定された食事券発行事業者。1次公募の結果、33府県・35事業体が認可を受けました(2020年9月10日現在)。現時点では東京、神奈川、福岡などは入っておらず、今後2次公募が予定されています。

各地域ごとの事業者の詳細は、下記リンク先を参照してください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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