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「越前そば」は福井県名物の郷土料理!
越前そばは福井県の北部、かつて越前国と呼ばれた嶺北(れいほく)地方で、古くから栽培され食べられてきた名物です。現在では福井県を代表する郷土料理として知られています。
ざるや盛りそばなどでも食べられますが、大根おろしを具としてのせるのがスタンダード。つけそばやぶっかけなどの食べ方に関係なく、大根おろしを添えることから、地元では「おろしそば」や「越前おろしそば」と呼ばれています。
ざるや盛りそばなどでも食べられますが、大根おろしを具としてのせるのがスタンダード。つけそばやぶっかけなどの食べ方に関係なく、大根おろしを添えることから、地元では「おろしそば」や「越前おろしそば」と呼ばれています。
越前そばと一般的なそばの違いは使う粉!
更科そばに代表される、実だけを挽いた一般的なそばと異なり、越前そばは殻もすべて含めた挽きぐるみ粉で作る田舎そばです。そばの香りと風味が強く、黒っぽい色合いに仕上がるのが特徴。
またそばを打つときはつなぎに小麦粉を使用しますが、越前そばでは強力粉をつなぎに用います。ゆで上がりを冷水にさらしたそばは、歯ごたえのある硬い食感が特徴で、喉ごしを楽しむというより、噛んで食べるそばのイメージが強いようです。
またそばを打つときはつなぎに小麦粉を使用しますが、越前そばでは強力粉をつなぎに用います。ゆで上がりを冷水にさらしたそばは、歯ごたえのある硬い食感が特徴で、喉ごしを楽しむというより、噛んで食べるそばのイメージが強いようです。
越前そばの歴史と呼び名の由来について
室町時代中期の越前当主が、飢饉ための食料として推奨したのが、福井でのそば栽培のはじまり。おろしそばの発祥は諸説ありますが、江戸時代に福井藩家老が醤油もない貧しい領民のため、そば切りに大根おろしをかけて食べることを考案した、とする説がもっとも有力です。
越前そばの名の由来は比較的新しく、昭和天皇が巡幸で福井を訪れた際にそばを召し上がり、皇居へ戻ってからも「越前のそば」と懐かしんだことから、ついたとされる逸話があります。
越前そばの名の由来は比較的新しく、昭和天皇が巡幸で福井を訪れた際にそばを召し上がり、皇居へ戻ってからも「越前のそば」と懐かしんだことから、ついたとされる逸話があります。
越前そばを食べるときの定番スタイル
大根おろしとねぎ、かつお節を添えて食べる
おろしそばとも呼ばれる越前そばには、大根おろしは欠かせないトッピング。最近では刻みねぎとかつお節を含めた3点トッピングが定番で、そのほかにいろんなものをアレンジして食べられています。
猪口のつゆにそばを浸すか、つゆをぶっかけるかはお店や個人の好みで分かれますが、冬でも冷たいままで食べるのが基本です。
猪口のつゆにそばを浸すか、つゆをぶっかけるかはお店や個人の好みで分かれますが、冬でも冷たいままで食べるのが基本です。
ゆでるだけ!越前そばの基本的なレシピ
大根と刻みねぎ、かつお節のトッピングや麺つゆなどは、ほとんどの家庭に常備している手近なものばかり。越前そばの麺だけゆでれば、簡単に作れる基本的なレシピです。お好みで七味唐辛子をかけてもおいしくいただけますよ。
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