5. 水は毎日変える

「これはたいていのお花に言えることですが、あじさいを生けた花瓶の水は毎日変えましょう。茎の切り口から発生したバクテリアが詰まると腐敗が進み、水を吸い上げられず花がしおれてしまいます。

忙しくて毎日は水を変えられないという人は、銅製の花瓶を使うか、花器に10円玉を沈めておく方法を試してみてください。銅に含まれる銅イオンには殺菌効果があり、茎や水が腐りにくなるといわれています」

6. 日の当たらない涼しい場所に置く

Photo by macaroni

「生けたあじさいは、風通しが良くて涼しい場所に置きましょう。直射日光に長時間当たると、花の水分が奪われて持ちが悪くなってしまいます。

リビングに飾る場合は、エアコンの風が直接当たらないところに置くようにしてくださいね」

7. お猪口やティーカップに生ける

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「色鮮やかなあじさいは、食卓の彩りとしても魅力的なお花です。シチュエーションにもよりますが、椅子に座ってゆっくり食事をする場面ならお花の高さは30cm以下に留めましょう。一方、立食の場合は、高さもボリュームもあったほうがテーブル上が華やかになります。

ふだんの食卓を飾るのであれば、先ほどご覧いただいたように背の低いグラスに生ける方法のほか、花の房を小さく切り分け、水を張った和食器やガラスのお皿にあじさいを浮かべて飾るのもいいですね」

傷んできたらドライフラワーに!

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「あじさいはドライフラワーも楽しめます。ドライフラワーにするときは、茎を輪ゴムで束ね、風通しの良いところで逆さに吊るしておくのが一般的。吊るして干すだけなので簡単です。

ただ、乾くまでに1週間から10日近くかかり、あじさいならではの色は残りづらいです。

色の褪色を防ぎたいなら、ドライフラワー用の乾燥剤(シリカゲル)を敷き詰めた保存容器に花弁を埋めるか、電子レンジ(600W)で約1〜2分間加熱する方法が良いでしょう。

できるだけ早く乾燥させるのが、鮮やかな色を保つコツです。本棚にそのまま置いたり、食事中のテーブルに飾ったり、花のある生活を楽しんでみてください」

季節の花でジメッとした気分を一新!

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生花を部屋に飾った経験のない方は、もしかすると億劫に思うかもしれませんね。でも、やってみればわかります。生きたお花がおうちの中にあるだけで、どれほど心が慰められるか。まさに花が咲いたように、空間が色付いたと感じられるはず。

長いおうち時間で気持ちが落ち込んでいる人は、ご紹介したコツを踏まえてあじさいを飾ってみてください。梅雨だからといって鬱々とした気分に沈んでいてはもったいない!花を眺めて移ろう四季を感じながら、今を楽しんでいきましょう!
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