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話を聞かせてくれた人
京都市出身。マミフラワーデザインスクールを卒業後、吉野実江子氏、桑原専慶流家元桑原仙慶氏に師事。スクールインストラクター、フラワーデザイナーとして活動しながら、ディスプレイやブライダル、雑誌撮影なども担当。 スイスから帰国後、パークハイアット、グランドハイアットホテルにてフラワーデザイナーとして勤務。2005年恵比寿にGINKGO Florist Mari Yamaokaをオープンする。https://www.ginkgoflower.com/
あじさいとはどんな花?特徴と魅力
あじさいの魅力といえば、なんといっても色合いです。土の性質や気温などにより、白から紫、青から赤などの鮮やかなグラデーションを楽しめます。色の変化が多様なことから、あじさいは別名“七変化”とも呼ばれているんですよ。
見頃の時季はもちろんですが、ピークを過ぎて鮮やかな色合いからアンティークカラーに変わりゆくあじさいもまた格別の美しさ。シャビーな家具や雑貨との相性も良く、インテリアの花としても優れています。
見頃の時季はもちろんですが、ピークを過ぎて鮮やかな色合いからアンティークカラーに変わりゆくあじさいもまた格別の美しさ。シャビーな家具や雑貨との相性も良く、インテリアの花としても優れています。
そんなあじさいを上手に生けるための7つのコツを、フローリストの山岡まりさんに教えてもらいました。
山岡さん曰く、あじさいを自宅で楽しむなら切り花がおすすめとのこと。切り花は鉢植えと違い、植え替えや害虫駆除といった細かな手入れが必要なく、失敗が少ないため、園芸の初心者でも気軽に楽しめるんだとか。
山岡さん曰く、あじさいを自宅で楽しむなら切り花がおすすめとのこと。切り花は鉢植えと違い、植え替えや害虫駆除といった細かな手入れが必要なく、失敗が少ないため、園芸の初心者でも気軽に楽しめるんだとか。
1. ハリのあるあじさいを選ぶ
「あじさいを長持ちさせるためにまずすべきこと。それは、そもそも状態の良い花を選ぶ、です。花の表面にやさしく触れて、花びらのハリを確かめましょう。
花びらにハリがあるということは、花全体に十分な水分が行きわたっている証拠です。一方、花びらがやわらかいと花は、水分不足の可能性あり。短期間で枯れてしまうかもしれません。そうそう、花屋で切り花の状態を確かめるときは、店員さんに声をかけてから触るようにしましょうね」
花びらにハリがあるということは、花全体に十分な水分が行きわたっている証拠です。一方、花びらがやわらかいと花は、水分不足の可能性あり。短期間で枯れてしまうかもしれません。そうそう、花屋で切り花の状態を確かめるときは、店員さんに声をかけてから触るようにしましょうね」
2. 茎を斜めにカットする
「あじさいを長持ちさせるには、茎に水分を吸収させる水揚げがとても重要。お花を家に持ち帰ったら、まずカッターで茎を斜めにカットし、切り口を整えてください。ハサミで切ると茎が潰れて水の吸収が悪くなり、花が枯れる原因となってしまいます。
切り終えたら、茎の中にある白いワタを刃先でかき出しましょう。これをするだけで水分の吸収率が大きく変わります。
茎は毎日1〜2cmずつ切り落とし、新たな断面を作ること。茎を水に浸けた状態でカットすると、水圧によって水が揚がりやすくなります」
茎は毎日1〜2cmずつ切り落とし、新たな断面を作ること。茎を水に浸けた状態でカットすると、水圧によって水が揚がりやすくなります」
3. 茎の火で切り口を焼く(焼きあげ)
「水揚げ処理の方法には、焼きあげというやり方もあります。茎の断面を1〜2分ほどガスコンロの火であぶって刺激を与え、水の吸収率を上げるという、あじさいならではの水揚げ方法です。茎を熱であぶったら、たっぷりのお水に浸けてください。
焼きあげには、水を揚げやすくするだけでなく、バクテリアなどの細菌繁殖を防ぎ水の腐敗を抑える効果もあります。
焼きあげには、水を揚げやすくするだけでなく、バクテリアなどの細菌繁殖を防ぎ水の腐敗を抑える効果もあります。
焼きあげをするときは、まず花弁を新聞紙などで包み、熱でお花が傷まないようにしましょう」
4. 葉っぱを間引く
「葉っぱを少し取り除いてから生けましょう。葉っぱを間引くことで、水分が花に多く行き渡るようになり、元気な状態を長く楽しめます。
陶器の花瓶もいいですが、茎を短くし、グラスに生けるのも涼しげでいいですよ。ジメジメ蒸し暑い梅雨のお部屋にはぴったりです」
陶器の花瓶もいいですが、茎を短くし、グラスに生けるのも涼しげでいいですよ。ジメジメ蒸し暑い梅雨のお部屋にはぴったりです」
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