ライター : akiharahetta(有竹亜季)

フードコーディネーター / 野菜ソムリエ/料理人

SNSで話題の調味料

Photo by akiharahetta

カルディで話題の調味料がある、と聞きつけ入手した「雲丹醤」。SNSやカルディファンの間で注目の商品とのことで、来店時は品薄状態。ラスト2本でした。

調べてみると「芸能人のお取り寄せで知った」「家庭料理がプロの味になる」など気になる口コミがあり、なにやらただならぬ商品の予感がします。

「雲丹醤」って?雲丹の瓶詰めとは違うの?

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「雲丹醤(うにひしお)」という名前自体、初めて聞いたという人がほとんどなのではないでしょうか。もちろん筆者も初めてです。さまざまなブランドから発売されているようなのですが、どんな調味料なんでしょうか?

「雲丹醤」は、生ウニに塩を加え、3ヶ月間毎日丹念に混ぜ続けて作ります。つまり雲丹の発酵調味料なんですね。ちなみに、お酒やみりんの風味が強い瓶詰め雲丹とは作り方が違うので、まったくの別物です。

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原産は福井県若狭地方。魚介を使った伝統調味料ひしおが家庭で広く親しまれている地方です。昔ながらのひしお作りの技術をいかして、開発されたのが「雲丹醤」なのだそう。

最近は、テレビ番組やメディアで取り上げられることが増えてきており、伝統が生んだ最上級の味として注目が集まっています。

カルディで売れてる!「濱乃 雲丹醤」

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濱乃 雲丹醤 1,208円(税込)
カルディの「雲丹醤」は、小浜海産物株式会社が販売している商品です。価格は1,208円(税込)で、140g入っています。調味料としては安くはありませんが、高級食材のウニがたっぷり140g分と考えると、決して高くないですよね。

カロリーは100gあたり78kcal、塩分は4.3%。

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新鮮な生ウニをふんだんに使用しているため、濃度が高くドロっとしています。見た目はウニのペーストやソースといった感じ。パスタに絡めるだけでウニのパスタが作れるそうですが、納得のとろみです。

生のものに比べ色が濃いのも特徴です。いったいどんな味がするのでしょうか?

まずはTKGアレンジで実食!

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SNSで話題になっている食べ方は、TKG。卵を用意しさっそく実食です。生卵そのままでは少しさみしいので、卵白を泡立ててみました。エッグインクラウドTKGですね♪

「雲丹醤」をそっとまわしかけて、いただいてみましょう。

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はい!ひと口めからもうおいしいです。かけた量としては少しだったはずですが、口いっぱいにウニの風味が広がりました。塩加減がマイルドなのでウニの味が生きています。しかも卵黄と一緒に食べるとコクが増して、まるで濃厚なウニそのもの。

TKGがおすすめという意味がよーくわかります。口コミに「えぐみを感じた」とありましたが、そんなことはまったく感じず、あれよあれよという間においしく完食してしまいました。雲丹醤、すごいぞ!

よりおいしく食べる!アレンジレシピ

野菜の甘みが引き立つ「蒸し野菜の雲丹醤ソース」

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弱火にかけアルコールを飛ばした日本酒を雲丹醤に少量加え、ソースを作ります。お好みの野菜をせいろで蒸し、雲丹醤ソースにつけて食べてみてください。海と山の恵みのハーモニーを楽しめますよ。

どんな食材にも使えそうですが、とくに淡泊な味わいの食材と相性がいいと思います。

トロっとこくまろ「ホタテの刺身の卵黄雲丹醤」

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卵黄と雲丹醤のコンビネーションがあまりにおいしくて感動的だったので、アレンジ料理にも活用してみました。雲丹醤に卵黄を溶かし入れ、つけだれにします。

わさび醤油のあっさり味とは対照的な濃厚なお刺身になりますよ。ホタテ以外にイカや脂の少ない白身魚などがおすすめです。
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