ライター : 相羽 舞

管理栄養士

カリウムが多く含まれる野菜・いも類一覧

重量カリウム量
かぼちゃ1個/1200g5400mg
ながいも1本/500g2150mg
小松菜1束/300g1500mg
ほうれん草1束/200g1380mg
さつまいも1本/250g950mg
れんこん1節/180g792mg
じゃがいも1個/150g630mg
モロヘイヤ1袋/100g530mg
にら1束/100g510mg
切干大根1食分/10g350mg
さといも1個/50g320mg
枝豆1さや/30g177mg
(※1,2,3,4)
カリウムは水に溶ける性質があり、野菜をゆでると含有量が減ってしまいます。ほうれん草や小松菜などのアク抜きは手早くおこない、なるべくカリウムが水に溶け出さないようにしましょう。

カリウムが多く含まれる果物一覧

重量カリウム量
メロン1玉/504g1714mg
アボカド1個/200g1180mg
バナナ1本/200g720mg
キウイフルーツ1個/80g240mg
干しがき1個/35g235mg
ドライマンゴー1枚/10g110mg
あんず(乾)1個/8g104mg
干しぶどう大さじ1杯/13g96mg
いちじく(乾)1個/8g67mg
プルーン(乾)1個/8g58mg
(※1,2,5,6,7)
生で食べられる果物は、カリウムを効率よく摂れる食材です。ただし、糖質が多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要。果物を食べる量は、一日あたり200gを目安としましょう。なお、ドライフルーツの場合は一日あたり20~30gが目安です。(※8,9)

カリウムの効果効能は?不足するとどうなる?

カリウムの効果

  1. 血圧を下げる
  2. むくみ対策
  3. 筋肉を正常に保つ
カリウムは、摂り過ぎるとむくみや血圧の上昇につながる、ナトリウム(塩分)の排泄を促します。そのため、カリウムの摂取はむくみ対策や血圧を下げるのに役立ちますよ。そのほか、心臓や筋肉の機能を正常に保つ作用もあります。

通常の食事で不足することはまれですが、激しい嘔吐や下痢によってカリウムの排泄量が増えた人では欠乏するおそれが。カリウムが不足すると、筋力低下や食欲不振などの症状につながる場合があります。(※2,10)

野菜に豊富なカリウムを効率よく摂り入れる方法は?

ポイント

  1. 生で食べる
  2. 煮汁ごと食べる

生で食べる

カリウムを効率よく摂るために、野菜や果物などカリウムが豊富な食品は、生の状態で食べましょう。野菜や果物を洗ってそのまま食べるほか、生野菜のサラダがおすすめです。

前述した通り、カリウムは水に溶ける性質があります。ゆでる、煮るなどの調理をおこなうと、食品に含まれているカリウムが煮汁に溶け出してしまうため、注意しましょう。(※2)

煮汁ごと食べる

野菜をゆでたり煮たりする場合は、カリウムが溶け出している煮汁ごといただきましょう。かぼちゃやれんこんなど、生では硬くて食べられない野菜でも、カリウムを逃さず摂ることができますよ。

みそ汁やスープにカリウムが豊富な野菜を加えるのはもちろん、煮物やリゾットに調理して食べるのもおすすめです。(※2)
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