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インディカ米とは
日本の食卓ではあまり目にしない「インディカ米」ですが、生産量は世界の80%を占めるとも言われるもっともポピュラーなお米です。「インディカ」という名前の通り、インドや南アジアなどの気温の高い地域で主に栽培されています。
"お米を炊く"のが日本では主流ですが、インディカ米はゆでるのが基本の調理方法。香り、味、食感と、日本のお米とはまったく異なります。
味や食感の特徴
インディカ米という名前は聞いたことがなくても、パエリアやタイカレーなどで長細いお米を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。そのお米がインディカ米です。
甘くねばりのある日本のお米に比べ、噛みやすくパサパサとしているのが特徴。おかずと別に単品で食べることはほとんどなく、多くの場合味付けして調理されます。
タイ米やジャポニカ米との違い
ジャポニカ米とは
世界には2万種類以上ものお米の品種があると言われていますが、そのすべては「ジャポニカ種」と「インディカ種」のふたつに分類されます。私たちが普段食べているお米は全部ジャポニカ種のお米一種。ふっくらと丸みがあり、甘く粘り気のあるのが特徴です。
ジャポニカ種のお米は日本のほぼ100%を占めるものの、世界でのシェアは15%ほど。和食ブームにともない、アメリカや中国でも栽培されています。
タイ米とは
日本に輸入されるインディカ米の多くはタイ料理屋で使われていたため、「タイ米」という名称で呼ばれるようになりました。つまり、タイ米とインディカ米は同じお米のこと。タイ米の最高級品である「ジャスミンライス」は、香りや味がとても良いことから、世界でも高い評価を得ています。
インディカ米の基本の調理方法
日本のお米と同じように炊く方法もありますが、インディカ米の基本の調理方法はお湯でゆでるだけ。
たっぷりのお湯を沸騰させたら、インディカ米をそのまま入れて、15分ゆでて水切りすれば完成です。作り方はパスタと同じ感覚で、お米を研いだり吸水させる必要はありません。チャーハンなどの炒め物に使いたいときは、ゆで時間を1〜2分ほど短めにすると良いですよ。
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