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白湯が身体に良いとされる理由とは?
この記事は、私らしく、もっと輝く。 - ライフスタイルマガジン「Sheage」の提供でお送りします。
詳しい作り方はあとで説明しますが、白湯とは水を沸かして一定の時間沸騰させ続けて作るもので、ただのお湯ではないところが最大のポイント。
そんな白湯が美容や健康に良いとされているのは、インドやスリランカで生まれた伝統医学「アーユルヴェーダ」の考え方に基づくと言われています。
アーユルヴェーダにおいて、人体を構成しているエネルギーには火(ピッタ)・水(カパ)・風(ヴァータ)の3種類が。その組み合わせで人の身体が形成されているとされます。
しかも、3つのバランスは人それぞれ異なり、火のエネルギーが強い場合もあれば、風のエネルギーが前面に出ているケースも。そのバランスを整えて、身体を健康な状態に保つ働きがあると言われているのが白湯なのです。
というのも、白湯は「水」を「火」に掛けて、沸騰させ、「気泡(風)」を発生させたもの。3つの要素が含まれているので、その人に足りないものを補うことができるというわけです。
白湯を飲むことで美容・健康にさまざまなメリットが
では、白湯を飲むとどのようななメリットがあるのでしょうか。白湯の適温とされるのは40~70℃くらい。温めた水によってどのような効果が得られるのかを具体的に解説します。
【美容面】
◆美肌効果
白湯を飲むと体内の血管や血液が温められて血流がよくなります。その結果、老廃物が体外に排出されやすくなり美肌に導いてくれるでしょう。
◆ダイエット効果
白湯を飲むと内臓の温度が上昇します。その結果、胃腸の働きがよくなって基礎代謝も上昇し、痩せやすい体質を作ることでダイエットにつながります。
【健康面】
◆便秘解消
起床直後にコップ一杯の冷水を飲むことで腸を刺激し、便秘解消に効果的と言われています。しかし、白湯は別のアプローチから便秘を改善。白湯で内臓が温められることにより腸の動きが活発化。消化する力も高まって便秘解消が期待できます。
◆肩こり・腰痛の改善
肩こりや腰痛の原因としてよく挙げられるのが血液循環の悪さ。白湯は血流を良くして、肩こりや腰痛の改善が期待できます。
◆冷え性の改善
冷え性は冬に限るものではありません。最近はエアコンの効きすぎや冷たいものの食べ過ぎなどで、夏でも深刻な悩みを抱える人も多数。身体の中から温めてくれる白湯は、冷え性改善に一役買ってくれるでしょう。
正しい白湯の作り方とは?
白湯が持つさまざまな効能がわかったところで、より高い効果が期待できる正しい白湯の作り方をご紹介します。
【基本的な白湯の作り方】
少々手間と時間はかかりますが、ヤカンやお鍋を使って沸かす方法です。
1.ヤカンか鍋に必要な量の水を入れる。
2.蓋をして火にかける。
3.沸騰したら蓋を取り、10~15分ほど沸かし続ける
使用する水は、水道水やミネラルウォーター、浄水器の水など、お好みのもので構いません。水道水を使う場合は、10~15分間沸騰させ続けることが重要です。
理由は、水に含まれる塩素を取り除いて殺菌するためですが、その際に蒸発してしまうことも考えて、多めに沸かすようにしましょう。
沸かした直後は熱すぎて、せっかくの白湯の効果を得ることができません。水分が身体にスムーズに吸収されると言われる、50℃前後の適温に冷めるまで待ちましょう。
沸かすのが手間と感じる方は、以下の方法でも大丈夫です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。