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電動コーヒーミルの種類と特徴
プロペラ式
別名カッター式とも呼ばれ、安価でコンパクトな製品が多く、持ち運びがしやすいタイプ。刃をプロペラのようにぐるぐると回転させ、コーヒー豆を粉砕させる仕組みです。
小型で安く、気軽に使えるのが魅力ですが、ほかのタイプに比べて挽いた豆の大きさにムラが出ます。豆が均一に挽かれているほうがコーヒー本来の味わいを楽しめるので、その点には注意する必要がありそうです。
臼式(グラインド式)
上下2つの刃をかみ合わせて、コーヒー豆を臼のようにすりつぶして挽くタイプ。刃をゆっくりと動かしながらじっくりと豆を挽くため、コーヒー粉の均一性が高くなります。
このタイプはほかに比べて挽きムラが少なく、雑味につながる細かい粉(微粉)も出にくいのがメリット。また、プロペラ式は持ち運び可能な商品も多いですが、臼式・コニカル式・カッティング式は据え置き型がほとんどです。
カッティング式・コニカル式
カッティング式は、向かい合った2枚の刃でコーヒー豆を切り刻むようにして挽くタイプ。業務用にも使われることが多く、臼式よりも豆が早く挽けて、均一性も高いのが特徴です。
コニカル式は、回転する円錐状の刃と固定された刃のあいだで豆を切り刻むタイプ。騒音や熱の発生が少なく、エスプレッソ用の極細挽きが可能な点が魅力です。
電動コーヒーミルを選ぶときのポイント
大きさ
プロペラ式電動コーヒーミルにはコンパクトな製品も多いですが、それ以外のタイプは据え置きで使う製品がほとんど。据え置きタイプを使う場合は、ある程度のスペースを確保する必要があります。
挽ける豆の最大量は、プロペラ式ならコーヒー5~8杯分ほどで、臼式・コニカル式・カッティング式は10~12杯ほどです。多人数でコーヒーを飲む機会が多かったり、数日分を一気に挽きたい場合は、据え置き型を選ぶのがよいでしょう。
お手入れのしやすさ
電動コーヒーミルを使っていると、「静電気によるコーヒー粉の付着」に悩まされることが多々……。本体を水洗いできる製品は少なく、ほとんどの製品はブラシで掃除をおこなう必要があります。
なかには刃の一部分を取り外せたり、静電気対策がとられている製品も。購入の際には、「粉が付着してもお手入れしやすいかどうか」という点にも注目してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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