ライター : いとう まさと

WEBライター

炊飯器の早炊き機能とは

人気の炊飯器には、ほとんどの場合「早炊き機能」が付いています。最新の炊飯器になると約15分ほどと、非常にスピーディーに炊き上がるのがメリットです。 一方で気になるのが、早炊きと普通炊きの違い。なぜ早炊きは少ない時間で炊けるのか、味わいや電気代に違いあるのか……今回は、早炊きの気になるポイントについてチェックしていきましょう。

「普通炊き」と「早炊き」の4つの違い

1. 炊き方の違い

早炊き機能が普通炊きの大きな違いは"炊飯工程"。 ごはんを炊くとき炊飯器のなかでは、「予熱(吸水)」→「沸騰・沸騰維持(炊き上げ)」→「蒸らし」という流れで炊飯がおこなわれてます。 早炊き機能では、「予熱(吸水)」と「蒸らし」の工程を短縮、あるいは省くことで全体の炊飯時間を短縮しています。

2. 味の違い

早炊き機能では「吸水」の工程を省くのが特徴的。水の浸透が十分でないため、ごはんがすこし固めに炊き上がる傾向があります。また、「蒸らし」の工程も省くため、水分が飛びきらずすこし水っぽい仕上がりになることも。 とはいえ、最近の炊飯器は性能が上がっているため、早炊きと普通炊きで味わいに大きな差異はないようです。

3. 電気代の違い

早炊きでは「吸水」「蒸らし」の工程を省きますが、もともと普通炊きでもこの工程には大きな電力は使われていません。また、炊飯器によっては早炊きの方が、「炊き上げ」工程の消費電力が高くなることもあります。 このような点から、普通炊きと早炊きでは電気代に大きな違いは出ないことが一般的。電気代を節約したい場合は、「エコ炊飯」機能が搭載されている炊飯器を選ぶとよいでしょう。

4. 炊き時間の違い

最新の早炊き機能では15分ほどで、最新のものでなくても20~30分ほどで炊くことが可能です。普通炊きの炊飯時間がおおよそ40~60分なので、約半分以下の時間で炊飯できるということになります。 お米の量が多くなるほど早炊きの時間も長くなりますが、それでも数分の違いです。忙しい現代人にとって、早炊き機能はなくてはならない存在かもしれませんね。

早炊き機能を使っておいしくごはんを炊く方法

こちらでは、早炊き機能でおいしいご飯を炊く方法を紹介!早炊き機能でごはんをおいしく炊きたい場合は、「吸水」「浸水」をしっかりおこなうとよいですよ。お米にしっかり水を浸透させることで、「吸水」工程を省いてもおいしいごはんが炊き上がります。
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