ライター : いとう まさと

フードライター / 食文化ライター

日本のもの・文化・食のおもしろさや良いところを伝えるべく、食分野や教育分野の記事を執筆中。日々、おもしろいもの、素晴らしいものを探しつつ、みなさまのお役に立てる情報をお届け…もっとみる

豊水(ほうすい)ってどんな梨?

梨にはさまざまな品種がありますが、なかでも知名度が高いのが「豊水」と「幸水」。「幸水」の方が歴史は古く、昔からさまざまな品種の交配に役立ってきました。その「幸水」と「イ-33」という品種の交配によって生まれたのが「豊水」です。 「豊水」は、いわゆる「赤梨系」に分類される品種です。サイズは「幸水」よりすこし大きめで、皮は全体的に黄金色。果汁が多く、甘みと酸味が強いのが特徴です。さっぱりと食べられるため食後のデザートにも向いています。

主な産地と旬の時期

「豊水」は「幸水」のつぎに多く生産されている品種で、国内では沖縄と北海道をのぞくすべての地域で栽培されています。主な産地は千葉県や茨城県、福島県など。 「豊水」の旬は9月頃です。収穫時期は8月下旬頃から10月初旬まで。「幸水」の旬が8月~9月上旬なので、それと入れ替わる形で「豊水」が出回りはじめます。

豊水の選び方と保存方法

おいしい豊水の選び方

「豊水」に限らず、梨を選ぶときはやや平べったく、お尻がどっしりとした形のものを選ぶのがおすすめ。これは梨の甘みがお尻の方に集中しているためです。 また、「豊水」を選ぶときは皮の色に注目!さわやかな酸味を楽しみたい場合は、皮の色がより黄緑色のものを選ぶといいですよ。また、甘さやシャリシャリ感を求めるなら、皮がザラザラしているものを選びましょう。

上手な保存方法

豊水を保存する場合は、高温の場所を避け、冷暗所で保存しましょう。梨は乾燥に弱いので、ひとつずつラップや新聞紙に包み、チャック付きの保存袋に入れて密閉するのがベター。その際にヘタの部分を下にすると、品質が落ちにくくなりますよ。 冷蔵庫の野菜室であれば、約1週間保存可能です。梨は日持ちしにくい果物なので、なるべく早く食べるようにしましょう。

見た目そっくりな「幸水」との違い

「幸水」は1959年に「早生幸蔵」と「菊水」を交配させて誕生した品種です。日本でもっとも多く生産されている品種で、みずみずしさとシャリシャリ食感が楽しい味わいが魅力的。豊水にくらべて酸味が控えめなのも特徴です。 大きさは、幸水の方が豊水よりひとまわり小さめです。色で見比べると、幸水は赤みがかっていながら若干緑色が強く、豊水は幸水よりも赤みが強いのが特徴的。また、幸水は皮のツブツブのキメが細かく、豊水は幸水よりキメが粗くてザラザラ感が強めです。

豊水のおすすめの食べ方

Photos:1枚
皮がむかれた豊水
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