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ワインのテイスティング方法【味をみる】
赤ワインの場合
赤ワインの味の重要項目は渋味のボリュームや性質です。人間の味覚は塩味、酸味、甘味、果実味、苦味に分かれています。赤ワインの重要項目のひとつでもある渋味は味覚ではなく、触感によるものとなります。
しかし、テイスティングをするときはいきなり渋味を感じるのではなく、酸味と同じくらいもしくは酸味の後に感じることが多いです。廉価なワインは渋味がざらざらとしており、高価なワインは液体に溶け込んだなめらかな味であることが多いです。
白ワインの場合
白ワインは赤ワインと違い、渋味の要素は前面に出てきません。白ワインの重要項目は酸味、果実味、ミネラル感です。特に自分の好みのワインを見つけるために特に大事な要素は酸味と果実味です。
酸味はキュッと締め付けるシャープな酸味かやわらかくておだやかな酸味か。果実味はドライな辛口かジューシーな果実の甘みか。白ワインはざっくりと味を二分するとフレッシュで若々しい柑橘系と濃厚でコクのあるどっしり系に位置付けされます。
間違いに注意!ホスト・テイスティングとは
ホストテイスティングは毒見から始まったといわれています。これから出すワインの状態を確認するものでワインの試飲や味見ではありません。
注文したワインに品質上の問題がないか確認します。お客様に後から「味がおかしい」「チェンジして」などといわれないようにするための一種の儀式のようなものです。わからないときは思い切ってソムリエにまかせましょう。
ホスト・テイスティングの仕方
ワインが開けられたら少しだけグラスに注がれます。いきなり飲むことはせずに目で見て不純物が入っていないか確認します。何かおかしかったらソムリエにたずねましょう。
香りを確認するときは香りをかいだあとにグラスを数回回して確認します。右手なら反時計回り、左なら時計回りです。最後にグラスに入っているワインをテイスティングします。
基本的には残さないように飲み干してください。余韻まで感じ取ります。終わったらソムリエに伝えてください。
ホスト・テイスティングで断るのはNG
ホストテイスティングをしてみて味に異常や問題はないけれども、味が好みではない場合飲むのを断ることはできません。
なぜなら確認するのは異常の有無であって味の好みではないからです。どうしても体質に合わない場合は断る方向で話をすすめられますが、レストランによっては受け付けなかったり、追加料金を徴収されます。こうした事態を防ぐには事前の下調べが大事です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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