ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

無印良品の神おやつ誕生!?

Photo by muccinpurin

“神おやつ” と呼ばれる鉄板お菓子が多数存在する無印良品。今回ご紹介する昔懐かしい「わた菓子」も、そのひとつに仲間入りしました。 子どものころ、縁日でねだった最愛のわた菓子。大人になると記憶から抜け落ちたようにすっかり忘れられていました。 特別な存在だったわた菓子が、無印良品で人気だと聞いて、なつかしさに背中を押されてさっそく購入♪

無印の「わた菓子」はシュッとした形状

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「わた菓子」4個入り 150円(税込)
子どものころのわた菓子といえば、キャラクターが描かれたカラフルな袋に入った、縁日だけの楽しみでした。縁日では、砂糖だけでできているわた菓子があの袋に入るだけで1,000円。両親が買うことをかたくなに拒んだのも、今となっては納得です。 さて、話をわた菓子に戻しましょう。縁日で食べたわた菓子は、割りばしにふんわりと雲のように巻き付いた形状でした。一方で無印のわた菓子は、ちょっと大きなスポンジまたはメイクに使えそうなコットンの様相。 おや……?しばらく見ない間に、わた菓子のスタンダードが変わったんでしょうか。

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パッケージから出してみると、個包装されたわた菓子が4個お目見え。大きさは10cmほどです。 こうしてみると、ますますわた菓子感がありませんね。疑いの気持ちが晴れないので、さっそく開けてみましょう。
きっちりと長方形に成形されたわた菓子。先ほどまでわた菓子であること自体疑っていましたが、パッケージから出すと、砂糖の甘いあの香りが……!やはり、わた菓子でしたか! 砂糖からできているのに、砂糖のにおいとは一線を画した、誰が何と言おうと ”わた菓子の香り”。砂糖わた状にするときに加熱されるので、香ばしい香りがプラスされるんでしょう。なつかしいあの香りです。この香りを生かすため、香料は一切使っていないんだそうです。これは安心ですね。 段々昔の記憶が呼び覚まされてきました。早く食べなければベトついてきてしまう! わた菓子と湿度が犬猿の仲だったことを思い出し、急いで試食です。

ふわっふわ!これは大人も好きな味だ!

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棒状のわた菓子を手でふたつに割ってみます。 コットンのように表面がつるんとしたわた菓子を割ると、ふわっとした想像通りのわた菓子の片鱗が……!これです、これ。なつかしのわた菓子はこれです。 そのまま頬張ると、ほっとするあの味。砂糖が形状を変えたものとはわかっていつつも、ここまで空気を含んだ口どけのよさに、もはや砂糖の面影はありません。
あっというまになくなってしまったので、ふたつめを開封。今度は魚を卸すように、縦に細長く開いてみます。 ふわっ……。ほとんど力をかけなくてもふわっふたのわた菓子が!手でちぎるなら、層になっている部分に指を入れて、縦長にちぎるのが正解です。さっきより断然わた菓子らしいエアリーなビジュアルです。

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無心で食べていてハッと気づいたんですが、この軽く圧縮されたようなフォルムのおかげで、手に付きにくい気がします。もちろん、ずっと持っていればしっとりとしてくるんですが、軽く持つ分には問題ありません。 しかも個包装なので「途中まで食べて保存しておいたら、残りがベトベトになっていた……」なんて、残念なことにもなりません。さすが無印良品、おいしい状態で食べきれるように計算されています。

ひと口で子ども時代にタイムスリップ!

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「所詮砂糖が形を変えたもの」と斜め上から見ていた「わた菓子」。ひと口頬張ると、あの懐かしい香りとすっと溶けてなくなる儚さに、一気に引き込まれてしまいました。神おやつと言われる所以がわかった気がします。 個包装で食べきりサイズ、おいしいうちに食べられる無印良品の「わた菓子」。無印良品のわた菓子を食べたら、子ども時代に続いて第2次わた菓子ブームが到来するかも!?

商品情報

■商品名:わた菓子 ■内容量:4個 ■価格:150円 ■原産国:日本 ■カロリー:1袋4個あたり 79kcal
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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