目次
小見出しも全て表示
閉じる
そもそもウイスキーとは
ウイスキーとは、穀物で作った蒸留酒を、木の樽で熟成させたお酒のこと。発祥は、スコットランドとアイルランドという説が有力です。
トウモロコシや大麦、小麦、ライ麦などを発酵させて作られます。一般的に琥珀色をしていて、アルコール度数は40度ほど。味わい、香りともに製法によって、幅広い個性が出るのが特徴です。
バーボンとスコッチはウイスキーの一種
バーボンとスコッチは、両方ともウイスキーに分類されます。どちらも、それぞれの産地や原料、製法、味が違います。
また、ラベルをよく見てみると、ウイスキーのスペルの違いに気付くかもしれません。アイルランドの流れをくんだバーボンは「Whiskey」、スコットランド産のスコッチは「Whisky」と書かれています。
バーボンとスコッチの違い【産地】
バーボンの産地
バーボンの産地は、アメリカのケンタッキー州が中心です。アメリカの法律によると、「バーボンはアメリカ合衆国で製造されるもの」と決められています。ケンタッキー州以外で製造された有名バーボンもありますが、バーボンの産地はケンタッキー州、というイメージがいまだ根強くあります。
スコッチの産地
スコッチの産地は、現在のイギリス北部であるスコットランドです。スコッチの定義は厳しく、スコットランド以外で作られたものは、スコッチと呼ぶことができません。
スコットランド内でも、「スペイサイド、ハイランド、キャンベルタウン、ローランド、アイランズ、アイラ」の6大産地に分けられます。
バーボンとスコッチの違い【原料】
バーボンの原料
バーボンは、51%以上のトウモロコシを原料とする決まりがあります。トウモロコシを主体とし、残りの割合は、大麦や小麦、ライ麦といった穀物類を原料としています。
熟成用の樽には、新品のホワイトオーク樽の内側を焦がしたものを使用します。
スコッチの原料
スコッチは、大麦麦芽(発芽した大麦)を原料とする「モルトウイスキー」、大麦麦芽と穀物を使用する「グレーンウイスキー」、この二種類をブレンドした「ブレンデッドウイスキー」があります。
熟成用の樽には、使用済みの古い樽を使うのが特徴です。ワインやビール、バーボン、シェリー酒などを製造したあとの樽が使われます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
フード&ドリンクの人気ランキング