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日本とイタリアのカルボナーラは別もの!?
濃厚でコクのある風味が人気のカルボナーラ。実は、本場イタリアのカルボナーラと日本のカルボナーラには大きな違いがあるのをご存じでしょうか。日本のカルボナーラは濃厚な「生クリーム」を使い、クリーミーに仕上げています。また、麺は細いストレートのスパゲッティを使うことが多いです。それでは、イタリアのカルボナーラにはどのような特徴があるのでしょうか。
日本と違う!本場イタリアのカルボナーラの特徴6つ
1. 生クリームは不使用
日本のカルボナーラに欠かせない「生クリーム」ですが、本場イタリアのカルボナーラは使いません。生クリームではなく、卵とチーズの力でソースにコクを出して、卵黄の濃厚な風味を味わいます。
2. スパゲッティではなくショートパスタ
日本では、パスタを作るとき細いストレートのスパゲッティを使用することが主流ですよね。本場イタリアでは、作る料理によってパスタを使い分けます。通常、イタリアのカルボナーラには「リガリトーニ」というパスタを使いますよ。リガトーニは、中央に穴が空いたショートパスタで、表面に縦の筋があるのが特徴です。
3. 塩気が強い羊乳のチーズでコクを出す
本場のカルボナーラは、チーズにもこだわりがあります。使用するのは、「ペコリーノ・ロマーノ」という羊乳のチーズ。塩気が強いので、細かい粉状にして食べられています。ペコリーノ・ロマーノは、独特な風味と濃厚な味わいがあり、本場のカルボナーラには欠かせない存在です
4. 具は、ただのベーコンじゃない
日本のカルボナーラにもベーコンはたっぷり入っていますが、本場イタリアのカルボナーラは、お肉もこだわります。よく使われるのは、日本のイタリアンレストランでも見かける生ベーコンの「パンチェッタ」ですが、豚の頬肉でベーコンよりも脂身が多い「グアンチャーレ」を使うと、より濃厚な風味に。
5. 仕上げに、粗挽きの黒こしょう
カルボナーラは、イタリア語で「炭火焼職人」という意味です。仕上げにかけた黒こしょうが炭に似ていたという説や、ローマ近郊の炭職人が作ったパスタが黒こしょうを使ったものだったという説など、由来はさまざま。粉末タイプではなく、香りがアクセントとなる粗挽きにした黒こしょうをたっぷりかけましょう。
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