早めが肝心。いまからはじめる「おせち道具」準備とお手入れ

いつも使わない特別な道具を使うおせち料理。いざ仕込もうと思ってもあれが足りない…と年末に大慌てすることも。そうならないように、今のうちから道具を確認して準備しておきましょう。道具のプロが選ぶポイントやお手入れ法とともにご紹介します。

2019年3月5日 更新

おせち道具の準備はお早めに…

重箱に詰められたおせち

Photo by muccinpurin

「おせちの準備なんてまだまだ先!」と思っていても、意外とすぐ訪れる年末。いざ使うときになってあれがない、これがない……と毎年慌ててしまうんですよね。

実際筆者が以前勤めていた調理道具店も、年末のおおみそかまで、おせち道具を求めるお客様が絶えませんでした。

年末に慌てないためにも、今のうちから余裕をもって道具を準備しておきましょう。道具のプロである筆者が、おせちに使う道具のセレクトから、事前のお手入れ方法までご紹介します。

1. 抜き型や細工用のナイフ

大小花ともみじの抜型とカービングナイフ

Photo by muccinpurin

おせち料理を彩る野菜の飾り切り。型抜きせず包丁だけでもねじり梅は作れますが、やはり抜型があったほうが便利です。

一度に大量に仕込めるのと、大幅な時間短縮になります。日々のお弁当にも使えるので、ひとつ持っておくとよいでしょう。
赤いカービングナイフ

Photo by muccinpurin

ねじり梅だけでなく、ゆり根やくわい、かまぼこなど細かな飾り切りには小ぶりなナイフが活躍します。

こちらはタイで購入したフルーツカービング専用のナイフですが、刃渡りの短いペティナイフでも代用可能。事前に切れ味を確認してしっかりと研いでおきましょう。

2. 黒豆用の鉄

錆びたくぎと鉄卵

Photo by muccinpurin

おせちには欠かせない黒豆ですが、意外と忘れがちなのが煮るときに使う鉄の準備。鉄の成分が黒豆のアントシアニンと結びついて、真っ黒で艶やかな黒豆に仕上がります。

鉄釘を使うときは、あらかじめ夜風にさらして錆びさせておきましょう。錆びる前の見た目はステンレスとさほど変わらないので、購入するときはかならず鉄でできたものか確認してくださいね。

漬物や煮物用に鉄でできた「鉄玉子」や「鉄茄子」でも代用できます。

3. 煮豚用のたこ糸

たこ糸と煮豚ネット

Photo by muccinpurin

煮豚を煮崩れにくくするためのたこ糸やネット。細かいものですが、おせちは準備しなければいけない材料も多いので、事前に用意しておくとよいでしょう。

たこ糸は細すぎると肉に食い込んで切れてしまうので、できれば太めのものを用意しましょう。
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