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日本のウイスキーの歴史
大人気のジャパニーズウイスキーとは日本国内で生産されるウイスキーのことです。ジャパニーズウイスキーは、1911年に関税自主権が回復したことにより外国のウイスキーの値段が高騰したことから、1923年に日本初の本格的ウイスキー蒸留所がサントリーにより大阪府三島郡にある山崎に誕生しました。国内第一号の「サントリー山崎蒸溜所」です。
1960年以降、高度経済成長期にはウイスキーブーム到来!「ウイスキーは日本の国民酒」と呼ばれるほどの大人気になりました。日本の風土はウイスキーの本場スコットランドとよく似ているので、ウイスキー作りにはぴったり。ジャパニーズウイスキーは蒸留所で仕込みからボトリングまで一貫して作られ、複雑で繊細な味が特徴的です。
現在ブームに火がつき品薄に
山崎をはじめ響、白州とサントリーウィスキーが品薄になっていることも話題になりました。高品質で世界的にも高評価を得ているジャパニーズウイスキーは、オークションで高額取引され、消費者の増加と共に現在、品薄となり入手困難な状態になっています。各会社の蒸留所は製造設備を強化しているのですが、ウイスキーは熟成に10年以上もかかるためすぐには供給量を増やせないのが実情です。
日本のウイスキーの種類と特徴
モルトウイスキー
大麦麦芽のみを使用したウイスキーのことを「モルトウイスキー」と呼びます。「モルト」とは英語で大麦麦芽という意味になります。モルトウイスキーは、その土地の水や風土、気候などに大きく左右されます。蒸留所の個性・独自の味わいが一番出ているウイスキーがモルトウイスキーです。また「シングルモルト」とは、ひとつの蒸留所で作られたウイスキーのことを「シングルモルトウイスキー」と呼びます。
グレーンウイスキー
グレーンウイスキーとは、穀物と麦芽を原料として作られるウイスキーのことです。とうもろこしや小麦などの穀物と麦芽などを発酵させ連続式蒸溜機して作ります。グレーンウイスキーをそのまま飲むことは少ないそうです。グレーンウイスキーを個性の強いモルトウイスキーとブレンドすることでモルトウイスキーの強い個性をやわらげ軽やかにしてくれます。
ブレンデッドウイスキー
ブレンデッドウイスキーとは、先ほど説明したグレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーのことです。モルトウイスキーは、個性が強くその土地の味わいを楽しめるウイスキーです。各蒸留所ごとに味が違いひとつとして同じ味はありません。どの蒸留所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドするかによってさまざまな味のブレンデッドウイスキーが楽しめます。
おもなメーカーと蒸留所
サントリースピリッツ
日本初の本格ウイスキーを誕生させたサントリーは、国内に大阪に山崎蒸溜所、山梨に白州蒸溜所、愛知県に知多蒸留所があります。ジャパニーズウイスキー業界では最大手になり、サントリーは「角瓶」や「トリス」をはじめ、「山崎」「響」「白州」など日本を代表するウイスキーを作っています。
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