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ヒラメとカレイが似ている理由は?
ヒラメもカレイもヒラメ亜目
ヒラメとカレイは、どちらもカレイ亜目に分類される魚です。
ヒラメは「カレイ亜目ヒラメ科」、カレイは「カレイ亜目カレイ科」に属する魚なので、全く関係がない、というわけではありません。ただし、カレイ亜目だけでも675種。大変多い種類の魚が属しており、目の位置や背びれ、歯などに違いが見られます。
ヒラメとカレイの生態は?
ヒラメとカレイ、どちらも海底で暮らすことの多い底魚性の魚です。海底で目が上になるよう体を横にし、砂や泥に体を隠していることが多いです。
沿岸の浅瀬深海を問わず、分布域が広いことも特徴。砂に潜らない時は、周囲の環境に合わせて体の色を変えることができます。
ヒラメのエサとなるのは、海底に住む小さな魚や甲殻類、貝類など。成魚になると小魚を主食とします。カレイは主にゴカイ類や小型の甲殻類を食べますが、小魚を食べるものもいます。
ヒラメとカレイは見た目が違う!チェックポイントは?
ヒラメとカレイの見分け方でよく知られているのが、「左ヒラメに右カレイ」。
顔を左に向けているのがヒラメ、右に向けているのがカレイ、というものですが、全て「左ヒラメに右カレイ」になっているわけではなく、たまに違う方向を向いている場合があるようです。
一番わかりやすい見分け方は口元!小魚を食べるヒラメは大きな口をしており、鋭い歯を持っていますが、ゴカイなどを食べるカレイは小さなおちょぼ口。歯も小さくギザギザしています。
また、ヒラメの体調は大きいもので80cm~1m。カレイは40cm前後といわれていますが、カレイ科のオヒョウなどは、大きなもので2m以上になったりすることもあるので、口元で見分けるのがよいようです。
ヒラメとカレイはどんな味?おすすめの調理法は?
白身でクセがなくうま味を感じられるヒラメは、お寿司や刺身など、生でおいしく食べることができる魚。生食のほか、ムニエルや煮付け、唐揚げなどにしてもおいしくいただけます。
白身のあっさりした味わいのカレイは、種類によってうま味が違う魚。生で食べられることはありませんが、煮付けや唐揚げ、ムニエル、干物にしてもおいしくいただけます。
ヒラメとカレイは値段が違う?旬の時期はいつ?
ヒラメは高級魚?どうして値段が違うの?
「ヒラメは高級魚・カレイは大衆魚」と言われるように、価格に違いが見られます。これは漁獲量の差によるもの。
天然のヒラメは漁獲量が少ない魚ですが、カレイは漁獲量が多いと言われています。また、種類によって旬の時期がずれており、一年中食べることができるため、差が生まれているそうです。
ただヒラメは養殖されており、安く手に入れることも可能。カレイは種類によって、驚くような値段で販売されているものも多くあり、一概にヒラメは高級魚・カレイは大衆魚、とは言えません。
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