目次
小見出しも全て表示
閉じる
オーストラリアワインって?
オーストラリアは、低価格で高品質なカジュアルワインが特徴です。紀元前からワイン造りが行われているヨーロッパ諸国に比べ、オーストラリアワインの歴史はまだ新しく、チリワインなどと共に“ニューワールドワイン”とも言われ、輸出量が多いことで知られます。
原料となるぶどうの産地の多くは、比較的涼しい大陸の南部沿岸にあり、気候が安定していて土壌もよくワイン造りに適しているのだとか。生産地域が広く、季節ごとに産地を移すことで安定した収穫量や品質を保つことができるんです。産地の特徴を把握していればおいしいワインに出会える確率が高いんですよ。
醸造してから熟成に長い年月をかけなくとも、フレッシュな状態から飲められるところも特徴となっています。
それぞれの産地の特徴
南オーストラリア州
オーストラリアの主要なワイン産地である南オーストラリア。全産出量の約50%を占めていまるんですよ。オーストラリアワインにおけるもっとも代表的なブドウの品種「シラーズ(シラー)」を使った赤ワインが特に有名で、スパイシーでエレガントな味わいが特徴です。
白ワインではドイツワインで使われているリースリングという品種を用いたワインが群を抜いて人気となっていて、キリッとした酸とやわらかな果実味が特徴です。
ニュー・サウス・ウェールズ州
南オーストラリアに比べると生産量は少なくなりますが、州内に位置するハンター・バレーは白ワインの名産地となっています。このハンター・バレーでは、フランスのボルドーが発祥地のセミヨン品種を用いた白ワインが有名で、どっしりとした辛口の味わいが特徴です。その他にも、シャルドネ、シラーズなどさまざまな品種を使用したワインが作られていますよ。
マーガレットリバー
オーストラリア国内でもっとも広大な面積の西オーストラリア州南西にあるワインの産地。州だけでなく、オーストラリア全土をも代表するワインの産地となっています。世界最高峰のワインを生み出すフランスボルドーにも似た気候を活かし、カベルネ・ソーヴィニヨン、ボルドー、シラーズなどさまざまな品種が栽培されています。
たっぷりと日光を浴びたぶどうを用いたこの地のワインは、どれも芳醇な果実味と強さを兼ね備えているのが特徴です。
ビクトリア州
オーストラリアの中では小さな州であるビクトリア州ですが、ワインの産地としては生産量3位を誇ります。南東部に位置する州で、海風の影響を受けることからピノ・ノワールやシャルドネが主に栽培されていますが、シラーズも多く栽培されています。
州内ではヤラ・ヴァレーやモーニントン・ペニンシュラという産地が有名です。スパークリング・ワインやデザートワインなど、幅の広い多彩なワインが作られているのも特徴です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
フード&ドリンクの人気ランキング