ライター : riku_mama

麩菓子の食感とおいしさの秘密に迫る!

麩菓子とは

麩菓子と言えば、色は焦げ茶色で形は太い棒状のものをイメージしますよね。これは昔ながらの形状ですが、最近では食べやすく短い形状のものも販売されています。そして焦げ茶色がスタンダードだと思い込んでいますが、なんと静岡ではピンク色が定番のようです。  サクサクとふわふわを兼ね備えている麩菓子。角の部分は蜜が焦げ付いて固まりカリッとした食感です。中はふわふわでパサっとしているようにも感じます。黒糖が香ばしく、とろけそうな甘さが特徴ですね。 昭和期には麩菓子は駄菓子屋の定番で、百貨店の催事で販売されることもあったようです。しかし駄菓子屋が減ってきた現代では、スーパーマーケットやドラッグストア、通販で手軽に購入が可能になりました。

麩菓子の歴史

麩菓子の歴史は江戸時代まで遡ります。 当時の作り方は、まず薄口醤油で麩を煮て、ケシをかけて天日干します。そしてショウガやアンズを刻んで醤油に浸したものと一緒に混ぜ、これをよく乾燥させてから、お茶菓子やお酒のつまみとして食べられていました。 昭和になると、直方体のような棒状の形に変化し、長さは約30cmのものが定番となっていたようです。味付けには黒く色づけした砂糖と飴を染みこませて作られるようになりました。

栄養とカロリー

麩菓子は1本70gあたり、約222kcalと高カロリーなお菓子。麩菓子の原材料である麩には、たくさんの糖質が含まれているためなんですね。軽い口当たりで、あまり腹持ちはしないので、食べ過ぎには要注意ですよ! 麩菓子の主原料である小麦グルテンは高たんぱく。そのほか、ナトリウムやカリウム、リンや鉄などのミネラルが豊富に含まれています。

麩菓子の原料と作り方

原料

麩菓子の原料は主に「麩」と「黒糖」です。 麩は小麦粉から取り出したグルテンを使って作られます。黒糖はサトウキビの絞り汁から不純物を取り除いて煮詰めたものです。
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