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食べられる国宝?マンガリッツァ豚とは
1833年ハンガリーにおいて品種改良により生み出された希少種の豚です。第二次世界大戦まで数百万頭の規模で飼育されといいますが、1991年には200頭弱まで激減してしまいます。種を厳格に保持するため、2004年にはハンガリーの国宝に認定され、国による保護と管理によって生産される“食べられる国宝”となりました。
日本ではピックサラミハンガリー社などが取り扱っているほか、いくつかの牧場が輸入した種豚を飼育しており、ハムやソーセージなどを出荷しています。
飼育方法
もこもことした毛むくじゃらの姿が特徴的な豚で、主にドナウ川周辺に広がるハンガリー平原地帯で放牧されて育ちます。夏は暑く乾燥して、冬は風が強く雪が降り積もる自然豊かな牧草地なんですよ。
そんな場所を自由に動き回り、広々とした自然の中でストレスなく伸び伸びと育てられており、エサは人工飼料ではなく自然なものが与えられています。大麦・小麦・ひまわりの種などに加え、かぼちゃ・りんご・テンサイ・ナッツなど、季節ごとの新鮮な食べ物も好むようです。
マンガリッツァ豚の味・特徴
おすすめの食べ方は
「焼いただけで一流レストランの味わいになる」ともいわれるマンガリッツァ豚。塩こしょうでシンプルに味付けしてグリルしていただくのがおすすめです。また、本場ハンガリーではサラミや生ハム、ソーセージに加工されていて、人気となっているようです。
味
唯一スペインのイベリコ豚が現存する同系統の豚であるといわれており、イベリコ豚同様、肉の色は赤褐色で濃く、肉質は牛肉によく似ています。脂身と赤身のバランスがとてもよく、霜降り率も高いので神戸牛に似ているともいわれるほど。
脂の融点が低く低温で溶けるのも特徴で、火を通しても柔らかく仕上がります。しっかりとした旨みがあり、後味はさっぱり。上質な肉質と口どけのよい脂が楽しめますよ。
値段は?どこで食べられる?
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