ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

パン型の主な種類

スクエア型

食パンを焼くときに使用するのがスクエア型です。フタとセットになっており、フタを閉めて焼くと四角い食パンに、フタを外して焼くと山型食パンになります。 長方形の1斤型を始め、1.5斤型と2斤型も主要ですが、真四角の食パンが作れるキューブ型や、小さな食パンが焼けるミニ型、細長い食パン用のスリム型など、バラエティも豊富。素材も、アルタイト製やステンレス製、シリコン製などさまざまにラインナップしており、用途や好みによって選べるようになっています。

ラウンド型

円筒型のパンを作るのに使うのがラウンド型です。「トヨ型」とも呼ばれており、型の側面がボコボコと波打っているのが特徴的。生地が膨らんでも型が開かないように、ストッパーがついています。 ラウンド型で焼いたパンは見た目がとてもおしゃれで、表面がカリカリに焼けるのが最大のポイント。いつもとちょっと違うパンを焼いてみたいという方には特におすすめです。スクエア型同様、サイズや素材もさまざまに取りそろえられています。

発酵カゴ

フランスパンやカンパーニュなどを作る際に使用する籐(ラタン)製のカゴが発酵カゴです。その中でも、型に布張りをしてあるものが「バヌトン」、布張りのないものが「シンペル型」、もしくは「コルプ型」と呼ばれています。 スクエア型やラウンド型と違って、パンを焼くときに使うのではなく、パンを発酵させる際に使用するのが特徴です。生地の表面に縞模様ができるのも、発酵カゴ特有の持ち味とされています。型の種類には丸型、小判型、オーバル型があり、サイズも大・中・小とさまざまです。

素材もいろいろ

アルタイト(アルスター)

プロのパン職人も多く使っているのがアルタイト製のパン型です。スチールにアルミをコーティングした素材で、熱伝導率の高さと型離れのよさが最大の持ち味。 使い始めは若干生地がくっつくこともありますが、最初に空焼きをし、繰り返し使うごとに型離れがよくなっていきます。重量が重いのが唯一のデメリットです。
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