ライター : aaaharp

相性抜群!コーヒーとチョコレートの組み合わせ

苦いコーヒーと一緒に甘いチョコレートを。ちょっとひと息つきたいときの組み合わせとしてピッタリですよね。コーヒーとチョコレートの組み合わせは古くから相性がいいとされており、今では定番です。 最近では、例えば大手コーヒーチェーンの「スターバックス」で、バレンタインシーズンを前にコーヒーとチョコレートのペアリングを楽しむコーヒーセミナーが開かれるなど、よりよい味わいかたを学べる場も提供されています。 ほかにも、「丸山珈琲」と「Minimal」がコラボし、お家でのリラックスタイムに楽しめるコーヒーとチョコレートのペアリングセットを販売するなど、両者のよさを手軽に、より深く味わえる商品も登場しているんです♪

コーヒー豆とカカオ豆の共通点

さて、コーヒーとチョコレートはきっても切り離せない間柄であることは説明しました。それは、コーヒー豆とチョコレートの原料であるカカオ豆に密接なつながりがあるからこそと言えるでしょう。 コーヒー豆とカカオ豆はどちらも植物の種子を焙煎し、加工することで私たちが手軽に嗜好品として楽しめるようになったもの。では、加工される前の共通点を詳しく見ていきましょう。

原産地

コーヒー豆の原産地は多いですが、主にアフリカや中東、東南アジア、南アメリカなど。一方、カカオ豆の原産地は、主にガーナやナイジェリアといった西アフリカの国々や、メキシコ、エクアドル、ブラジルといった南アメリカの国々です。 どちらもアフリカや南アメリカなど、南半球の発展途上国の地域が中心であることがわかります。

栽培・収穫

コーヒー豆はアカネ科の植物コーヒーノキに生る種子で、世界中どこでも簡単に育つ植物ではありません。栽培には、土、雨、日当たり、温度といった条件があります。それを満たしているのが上で紹介した国々。その国々が集まっている地域を「コーヒーベルト」と呼びます。主に赤道付近で、熱帯であることが条件と考えられます。 カカオ豆もまた、一定の条件下でのみ栽培できる植物です。カカオの栽培に適しているのは、年間の平均気温が27℃以上で、気温の変動が少なく高温多湿の地域、つまりこれも赤道付近の熱帯地域が当てはまるというわけです。 コーヒー豆の収穫は手摘みと機械摘みがあり、完熟したものだけを摘む手摘みは高品質であるといわれます。カカオ豆はラグビーボール大のカカオポッドの中に20から40個ほどの実が入っています。熟したカカオポッドのみを収穫し、中の実を取り出します。

味や成分の共通点

苦味・酸味・甘味

コーヒー豆、カカオ豆ともに、豆の加工方法、焙煎の度合い、産地の違いによって味に違いが生じます。例えば、ブラジル産コーヒーはバランスがよく、コロンビアはマイルド、ジャマイカのブルーマウンテンは軽い口あたりなど、産地だけでも違いはあり、浅煎り、深煎りによってもコーヒーは味わいが変わります。 コーヒーの場合は自分で選び調整しやすい分わかりやすいですよね。チョコレートでも同じことです。私たちが食べているチョコレートは、カカオ豆の選定の段階で苦味・酸味・甘味をチェックし、加工されているというわけです。 チョコレートは甘いですが、加工される前のカカオ豆は苦味が強いもの。原産国では古くから薬として用いられ、砂糖を入れて味を調節せず、苦いまま飲んでいたといいます。加工方法のみならず、両者にはもともとの味にも共通点がありました。
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