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とってもジューシー!清見オレンジの特徴
糖度・味
果実の肉質はやわらかく、果汁が多いのが特徴です。糖度は11から12度と、さほど高くないのですが、成熟期のクエン酸含有量が1%程度と酸味が少ないため、より甘みを感じられます。オレンジのようなさわやかな香りと、多果汁なところ、温州みかんのように柔らかい肉質で、温州みかんとオレンジのいいところを併せ持った果物と言えるのです。
大きさ
清見オレンジは楕円を立体にした扁球形で、重さは200gから250g前後。温州みかんよりもひと回り大きいか同じくらいで、みかんやオレンジの見た目と非常によく似ています。比較的小ぶりなものの方が、果汁が多く味わいが濃いためおいしいとされているようです。
皮・種
果皮は濃いオレンジ色をしています。温州みかんとは違い、オレンジの皮のように剥きにくい皮なので、ナイフで切る方がよいでしょう。そのほとんどが種無しなのですが、まれに2から3個ほど入っていることがあります。
清見オレンジの生い立ち
日本の温州みかん「宮川早生」とボリュームある外国産のオレンジ「トロピタオレンジ」の交配品種である清見オレンジは、国産初のタンゴール品種です。「みかん=Tangerine」と「オレンジ=Orange」のかけあわせを意味する「タンゴール=Tangor」に、誕生地の静岡県清水市興津にある清見潟(きよみがた)と、それを見下ろす清見寺(せいけんじ)から「清見」が冠され「清見タンゴール」とも呼ばれます。
清見オレンジの産地
清見オレンジの産地は、温州みかんの産地としても知られる愛媛県にて全体の約45%、和歌山県にて約32%と、この両県で全国の8割弱を占めています。次いで佐賀県や広島県、熊本県と続きます。
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