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煎茶とは
煎茶の特徴
日本で一番身近で馴染みがあり、もっともポピュラーな緑茶を煎茶と呼びます。
煎茶は芽が出てから摘み取られるまで日光を遮ることなく栽培されます。この茶葉を熱処理して葉の形を整えられるため、カテキンを多く含み渋みを感じやすいお茶なのです。
煎茶の製法は、このたっぷり光合成をした茶の芽を蒸し、時間をかけて水分が均等になるように揉みながら熱風で攪拌し乾燥させます。針の形に調え、茎などを取り除けば最後に火を入れ香りと味を引き出せば完成です。
さっぱりとした爽やかな香りと程よい渋みが特徴の煎茶!食事中にも、食後にもいつでも味わうことのできるすっきりしたお茶なのです。煎茶は蒸し時間によって味の濃さや香りを調整できますよ。
緑茶と煎茶の違い
私たちが普段なにげなく飲んでいるお茶はほとんどが緑茶です!緑茶と言ってもたくさんの種類があり、栽培方法や製造方法でいろんなお茶が私たちを楽しませてくれます。
実は緑茶の茶葉は全て同じ!煎茶は緑茶の一種なのです。製造工程を変えることで玉露や抹茶、ほうじ茶に番茶……煎茶ができあがります。そして驚くことに紅茶や烏龍茶も同じ茶葉から作られるのですよ♪
緑茶の中でも煎茶は不発酵茶と呼ばれる緑茶に分類されます。不発酵茶は、摘み取った茶葉を加熱し、発酵を止めるのです。こうすることで成分が変化することを止め、きれいな緑色に発色します。
煎茶の種類
製造工程の中に蒸熱という工程があり、蒸し時間によって煎茶の種類は分類されます。煎茶とひと言でいっても色や味、香りが違ってくるのでお好みの煎茶を楽しんでくださいね。
浅蒸し煎茶
浅蒸し煎茶の蒸し時間は非常に短く20秒~30秒!茶葉の形状は細長く整った形をしていて、香りが強いことが特徴です。煎茶の中でも味は特に渋めですっきりと爽やかなのどごし♪水色としては、澄んだ淡い緑色に仕上がります。
中蒸し(普通蒸し)煎茶
中蒸し煎茶は、浅蒸し煎茶より蒸し時間が少し長く30秒~40秒です。一番オーソドックスな煎茶のため、普通蒸し煎茶とも呼ばれます。葉の形状は少し崩れ、香りも浅蒸し煎茶ほど強くありません。程よい渋さとコク味が少しあり、バランスのよいすっきりとした口当たりです。
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