【格付けシャトーの選び方】メドックワインの特徴やおいしい銘柄8選

「メドック」って聞いたことありますか?ワインを飲む方なら「格付けシャトー」を聞いたことがある方もいるのでは?この記事ではおいしいワインを選ぶ近道、メドック産ワインの選び方について、その特徴や価格、おすすめの銘柄8選を一緒にご紹介します。

「メドック地区」ってどこ?

メドック地区とはフランスの南部、大西洋側に位置するワインの名産地。長大なジロンド河口に広がるボルドー地方内の一区画のことを指します。
ボルドー地方といえば、ブルゴーニュと並ぶ世界的にも有名なワインの産地として知られていますよね。この中でも、メドック地区は最高級の赤ワインを生産する地区とさえいわれているんですよ。

メドック地区は温暖な海洋性気候で、太陽の出ている時間が長く、比較的乾燥しているのが特徴。河口なので、砂利や砂が多く混ざった石灰質の痩せた土地ですが、この土壌がワインづくりには最適。また、小石を多く含んだ土壌は水はけがよく、たっぷり浴びた太陽の熱を吸収し、気温が低くなる夜にはその熱を放出、ぶどうを寒さから守っているのだとか。

「メドック」と「オー・メドック」

メドック地区はジロンド河の上流と下流で「メドック(Medoc)」と「オー・メドック(Haut-Medoc)」の2つの地域に大きく分けられています。「オー(Haut)」とはフランス語で「上流」を意味することば。

ジロンド河上流の地区「オー・メドック」で作られたワインには、ワイン生産農家が集まる6つの村の名前が記されています。同じ地域のワインなのに、それぞれの味わいや見た目は大きく異なるんだとか。

ボトルに表示できる「6つの村」

サンテステフ

オー・メドックの中ではいちばん北に位置する村です。他の村に比べるとジロンド河口に近いので、その土壌には粘土質が多く含まれています。メドックの主力なぶどう品種であるカベルネソーヴィニヨン種の他にメルロー種のブレンドの割合が高いのが特徴。ワインの色は濃く、重くどっしりとしたタイプが多いです。

ポイヤック

ジロンド河口にありながら、砂利や小石の多い土壌のおかげで水はけもよいエリア。メドックの中でも第1級の赤ワインとされる3種が、この村から出ています。カベルネソーヴィニヨン種の特徴を最大限に引き出し、エレガントで豊かな香りを持つしっかりとしたワインが特徴です。

マルゴー

6つの村の中で最も南に位置するマルゴーは、ジロンド河口から離れる為、砂利の層が深い土壌が特徴。水はけが特別よく、メドックの中でももっとも繊細で美しいワインが生産されるといいます。日本でも人気の「シャトー・マルゴー」はこの村で作られていますよ。

サンジュリアン

先述したポイヤックの隣の村で、砂利や小石の多い土壌です。第2級でありながら第1級にも劣らないとも評される、上品なワインが生産されています。サントリーが買い取り、多額の投資でめざましい品質向上を遂げたシャトー・ラグランジェも、この村のシャトーなんですよ。

モーリス

ジロンド河からすこし内陸に入ったところにある土地で、粘土質や石灰質が多い土壌が特徴です。生産されるワインは大変エレガントでまるみのあるものが多く、第1~5級までの評価はないものの、それに近い良質なワインが多く出る村でもあります。手頃なお値段で良質なものを探すにはおすすめです。

リストラック

こちらもモーリスと同じく、ジロンド河から内陸に入ったところにある土地です。ややサンジュリアン寄りにあるため、土壌は粘土質ですが砂利も多く混ざっているのが大きな違い。生産されるワインもサンジュリアンのものと似ていて、やわらかくバランスのとれたワインが多くあります。

「メドック格付けシャトー」って?

シャトーとは醸造所の意味で使われていて、メドック地区では、公式の「ワインの格付け」が1855年に初めて行われました。この格付けは、同年のパリ万国博覧会に出品するボルドーワインを決めるために行われたとされています。
このメドック地区60種のシャトーに、グラーヴ地区の銘醸シャトー・オー・ブリオンを加えた、全61種の赤ワインが価格に沿って5つの等級に分けられました。第1級のシャトーは“5大シャトー”と呼ばれていて、1855年の制定以来、直後のシャトー追加と格上げの例外を除けば、5大シャトーに対する格付の見直しは行われていません。150年以上変わらない品質を誇るメドックのワイン、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

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mau_naka

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