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銘々皿でおもてなしから普段使いまで
銘々皿(めいめいざら)とは
銘々皿とはその名の通り、めいめいの皿・ひとりひとりのお皿という意味です。ひとり分を取り分ける、小皿や取り皿というと想像しやすいですね。
銘々皿は「小皿」「取り皿」ではなく「銘々皿」と特別な呼び方をされる理由は、漆器や陶磁器・ガラスや木製など、おしゃれで洗礼されたデザインのものが多く、上等な「小皿」・「取り皿」との認識があるからです。
形は特に決まりがなく、楕円形のものや四角いものまでさまざまな形があります。
銘々皿の使い方
では銘々皿はどんな使い方があるのでしょうか。小皿として、料理を大皿からひとりずつ取り分けるときなどに使えます。素敵なお皿で取り分ければ、楽しい食事になりますよね。
また、銘々皿の使い方でよく使われるのは来客時のおもてなしのお皿です。和菓子や洋菓子などをお茶請けとしてお客様にお出しするときに、銘々皿でおしゃれに取り分けてお出しすると、美しくおもてなしができます。茶道などで、お茶のお菓子を添えるときにも使われます。
用途に応じて、材質・形・色を変えるととても素敵な使い方ができます。
銘々皿の素材いろいろ
漆器
漆塗りの銘々皿は、黒や赤に金などの色味が入り、鮮やかな中にも高級感のあるお皿です。上品な漆器は、和菓子との相性がよく、より華やかに贅沢なものへと変えてくれます。お手入れが難しいのでは……と思われがちですが、ほとんどのものが洗剤とスポンジで洗えるので、簡単にお手入れができます。むしろ割れにくいので、他の食器よりも扱いやすいのです。
陶器
粘土から作られる陶器の銘々皿は、ずっしりとした温かみのある素朴な雰囲気。色はさまざまですが、どれも落ち着いた和を感じさせる深みのあるお皿です。
和菓子やお茶との相性がよく、和のテイストを生かしたコーディネートが多いですが、最近ではカフェやご自宅で、コーヒーと一緒に洋菓子をのせて、おしゃれな雰囲気を楽しむ方も増えてきています。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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